滑舌を良くするトレーニング法!ラ行を克服する3つのポイント!

笑うに笑えない、エピソードです。

休日、慌てて外出しようとした友人が、
肌寒いのに気付いて、高校生の娘さんに
トレンチコート、持ってきてくれる?』

と、玄関先で頼んだそうです。

しかし、娘さんが持ってきた物は・・・。
何と、電池コードだったのです!

そんな物を、頼んだ覚えがない友人は、
当然、娘さんを叱りました。
でも、娘さんには確かにそう、聞こえたのです。

その話を聞いた私は、友人にも非があるな、
と心の中で、思いました。
私も、友人の滑舌悪さは、感じていました。

特にラ行!

ダ行と混同しやすいのです。
友人の為にも、何か良いトレーニング法が
ないか、調べてみる事にしました。


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ラ行の発音

ラ行とダ行の始まりの音、いわゆる子音
発音する時、口の中で舌先のつく位置
異なります

ラ行の場合、舌先を、上の前歯の、裏側の
歯茎についた後、勢いよく
上あごから離し、母音に移ります。

ラ行の基本的な発音を、動画で
確認してみてください。

トレーニング法

ラ行の、基本的な発音方が分かったところで、
舌を動かす、本格的な練習に入りましょう。
ここでは、3つのポイントを押さえていきます。

舌を勢いよく動かす

舌先を歯茎に付けて、勢いよく、上あごから離す。
これが、まず第1のポイントです。

決して、舌のふち全部を歯茎に
付けないでください。
そうすると、ダ行に聞こえやすくなります。

舌を、勢いよく離すのが苦手な場合、
舌の筋肉を鍛える、というのも
効果的な、トレーニングです。

  • 口を閉じたまま、舌をぐるぐる回す(5周位)。
  • 『べー』と舌を大きく出したまま、10秒以上、保つ。

結構、疲れることに気付くと思います。

舌の力を抜く

舌を勢いよく動かす、と言いましたが、
力みすぎていては、逆効果です。
余計な力は、抜きましょう

これが、第2のポイントです。

舌の力を抜いた状態で、勢いよく上あごから
離す事が、大切なのです。

舌の力が抜けているかどうか、
下記の練習法で、試してみてください。

  • 『プル・プラ』を3回繰り返す。
  • 『プルル・プララ』を3回繰り返す。

これが上手く言えたら
余計な力が入っていないと、言えるでしょう。

息の流れを止めない

ラ行が、ダ行に聞こえてしまう場合、
息の流れが、口の中で
止まっているかもしれません。

ダ行が、息の流れを止めて作る『破裂音』に対して、
ラ行は、息の流れを止めずに発音する
音だからです。

第3のポイントは、

リラックスして、息の流れを止めずに
舌の位置を確認しながら、滑らかに
発音してみましょう。

さいごに

友人にさりげなく、調べた事を伝えたら、
本人も、滑舌の悪さを自覚していたようで、
素直に、受け入れてくれました。

修羅場にならずに、ホッとしました。

ただ、そんなこと言われたって治すのは、
難しい!とも、言われました。
確かに、そうですよね・・・。

そこで、慰めになるかわからないけど、
こんな早口言葉を、教えてみました。
『さっぽろラーメン、とろろいも』。

これを最低3回、繰り返すと、巻き舌
できるようになる、と聞いた事があるので、
ラ行の練習にもなるかなと、思ったのです。

さて、成果の程はいかがでしょう。
少なくとも、友人と娘さんの親子喧嘩だけは、
なくなってほしいものです。


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