挫折を経験した人ほど強い!就活でのアピール3例文!

就活中の弟が、エントリーシート(ES)で四苦八苦している様子。

挫折をした経験を教えてください、って、俺まだ学生で人生経験浅いし。自分の体験したことが、「挫折」になるのか疑問だし、経験をどうアピールしたらいいか分からない。」

と愚痴る弟。学生に挫折経験を聞くのもどうなのか、と常々思っていた私ですが、企業側が聞きたいのなら答えなければね。。

そこで、会社の採用担当の先輩に、ESでの挫折経験の書き方やその例について教えてもらうことにしました。


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採用側が聞きたい挫折経験のポイント

採用側が学生に挫折した経験を聞く理由は、こんな具合です。

  • 向上心を持って高い目標に向かい頑張れるか
  • 「挫折」というのは、高い目標を持ち相当な努力で成し遂げようとするモチベーションの高い人にしか経験できません。

  • 粘り強いか
  • 不本意なことだらけの社会人。簡単に辞められては、採用者側も困ります。

「挫折」かどうか悩まない

人生経験の浅い学生。

「挫折」として挙げたものが、「そんなの甘い!」と思われそう、と心配する学生も多いでしょう。ですが、採用者側が聞きたいとしている以上、あまりそこは悩まずに

自分が真摯に取り組んだ中で、上手く出来ずそれをどう乗り越えたかの経験を、正直に誠実に説明しましょう。オリンピックのアスリート並みの挫折からの壮大な復活ストーリーは不要です。

書き方:3例文

先輩によると、以下の3つ型で挫折経験を考えてみると表現しやすいとか。

数字などを使って努力が具体的に分かるように、また、挫折を自分でどう捉え、具体的にどのように乗り越えたのかを、「頑張った」「辛かった」など感情的な言葉は抑えて、冷静に書くのがよいそう。

挑戦して挫折のタイプ

自分で設定した高い目標に向い、挑戦して出来る努力はしたが、達成できなかった挫折経験の例です。

<主題>

私は競泳を14年間を続けており、ある大会で、良いタイムが出せず、決勝に残れなかった事が私の挫折経験です。

<具体的内容>
大学2年の時に、学生選手権で決勝レースに残る事を目標にして、練習に没頭しました。

週6日朝と夜で一日5時間、気を緩めず練習を続けましたが、本番でベストタイムを出せずに予選落ちと言う結果でした。

<挫折をどう捉えたか>
この時、従来の練習や調整方法を見直す機会と受け止めました。やり切ったと思っていた練習に穴があるなら、ベストを望む以上は妥協したくなかったからです。

<挫折をどう乗り越えたか>
練習の方が良いタイムが出て、なぜ本番で出しきれないのかを分析し、本番までの身体の調整の仕方に原因があると考え、優秀な先輩方を真似て対策を研究しました。

その結果、一年後の大会では決勝進出を果たすことが出来ました。

環境が変わって挫折のタイプ

進学、留学、など自分から新しい環境に身を置いて努力したけれども、従来のやり方が通用せずに挫折した例です。

<主題>

親元から離れ大学寮で生活しながら大学の講義に中々ついていけなかった大学1年の3ヶ月間が私の挫折経験です。

<具体的内容>

私の大学は、約2割を外国人留学生が占め、一般教養から専門科目まで全ての講義が英語で行われ、寮の同室者は外国人留学生。

日本にいながら留学している様な日本語を使えない毎日で、英語には自信があったものの、講義内容も把握するのに精一杯で、ゼミ仲間と熱くディベートするまでには至りませんでした。

<挫折をどう捉えたか>
この時、自分の英語力と専門知識、国際的な見知を深める機会だと思いました。

せっかく自分で望んだ国際的な環境から逃げ出すのは、勿体ないと思い、正面から向かい合うことにしました。

<挫折をどう乗り越えたか>

従来の受験勉強的な一人で黙々と取り組む英語の勉強方法を変え、拙くても積極的に寮の同室留学生に話しかけ、講義中に疑問だったこともどんどん質問するスタイルに変えたところ、ゼミでもディベートで積極的に発言できるようになりました。

不本意な要因による挫折のタイプ

災害や病気、不幸による経済的負担など、自分では望まないのに環境が変わった事で、挫折した例です。

<主題>

大学2年の時に、事故で右ひざを怪我をし、打ち込んでいたテニスが出来なくなったことが、私の挫折経験です。

<具体的内容>

小学生の頃からテニス一筋で頑張ってきましたが、交通事故の怪我の影響で思うようにプレーが出来なくなりました。

一年間毎日2時間のリハビリに通いながら、フォームの改善など出来る事をしましたが、従来のパフォーマンスからは遠いものでした。

<挫折をどう捉えたか>
自分がプレーを続けられないことを、自身の視野を広げる機会だと捉えました。

<挫折をどう乗り越えたか>

子供の頃から続けたテニスの知識を、自分のパフォーマンス以外で生かす道はないかと考え、テニス仲間を栄養面、身体面でサポートし、個々のプレースタイル分析し弱点や改善点を提案したところ、仲間の成績が向上しました。

さいごに

弟は、自分が打ち込んできた柔道で、怪我で続けられたなかった時のことをアピールすることにしたそう。

単なる「頑張った」けど「ダメでした」では、失敗談で終わってしまいます。挫折をどのように乗り越えたかを採用側は知りたいのです。

モチベーション高く努力する人にしか「挫折」は経験できません。

作ったストーリーは必ずボロがでますから、弟には、真摯に向き合った経験を誠実にアピールして欲しいなと思いました。


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