性格が突然変化! 思春期を迎える子供との接し方とは?

この前、母と子供の頃の話をしていたときのことです。私には思春期と言うものがなかったような気がしたと言うと、母は「あなたにも思春期があったよ」と言われました。私は高校生の時、父に対して冷たい態度をとっていました。

父のことが嫌で挨拶されても無視したり、ついカッとなって言い返したりしていたので今思うと申し訳なかったなと思っています。

母に対しても「うるさいな」と思ったこともありますし、怒鳴ったこともあります。そんな私の性格の変化に母は驚いたと言っていました。

大人になってからは両親とは、仲良しで一緒に出かけたり誕生日やクリスマスなどにプレゼントを渡しています。

私の子供もいつか思春期を迎え性格が変化するんだなと思うと今からそわそわします。そこで性格の変化が思春期にある理由などを調べてみることにしました。


スポンサードリンク




大人になるための準備期間

思春期は、大人になるための心の準備をする期間や大人になるための体の構造を成長させる期間を言います。身体はどんどん大人に成長しているのに心は追いつくことができないのでもモヤモヤしている気持ちになるのです。

子供っぽかった性格の子が突然大人っぽく変化したり、少しずつ成長することになるでしょう。

また、他人にどう思われているのか気になったり、自分の意志がある中で知識や経験がないので不安な状態が続いています。

悩んでいる子供が親に頼りたい気持ちがある中で自立したいという気持ちと葛藤し、不安定な気持ちの中で成長していくのです。そして少しずつ性格や考え方も変化するかもしれません。

思春期になると性格が変化する?

小さい頃は、「ママー!」と言って甘えてきた子供が思春期を迎えて反抗するようになり、性格の変化に戸惑っているお母さんがたくさんいます。「ウザい」と言われ無視されたり悲しい思いをした人もいるでしょう。

思春期を迎えた子供は、自分と違う考え方をする人に対して批判したり、反抗したり、無視するようになります。それは他人から見た自分の姿を意識するようになることで他人のことを受け入れることができなくなるからです。

また、自分の意志が強くなり、親に決められたくない、親に言われたことが気に入らないなど反抗する気持ちが芽生えてくるのでイライラしたり、性格が変化したようになるといいます。

なので思春期を迎えた子供は性格が変化したわけではなく、無意識に親から自立しようとしている姿の現れなのです。

思春期にはイライラがつきもの

思春期の特徴は「イライラしやすい」ということです。今までは自分の好きなことを何でもできたのですが、大人になるとそういうわけにはいかないので自分がやりたくないこともしなければなりません。

そうするとイライラが溜まりますし、わかっていても、体がいうことを聞かないので辛いという心境といいます。

そしてこの時期は心と身体に変化があるので戸惑ってしまうこともあるのです。
また、男の子と女の子でも思春期の特徴が異なります。身体や性格の変化などそれぞれどんな特徴があるのでしょうか。

思春期を迎えた男の子

思春期を迎えた男の子は、男性ホルモンの増加によりホルモンバランスが崩れて心のバランスが取りづらくなりイライラしやすくなるのです。

更に体つきが男性らしくなるので女性を意識して女の子からモテたいと思ったり、友人関係を重視するようになります。

わかりやすい変化といえば、喉仏が出て声変わりすることですよね。性格もやんちゃな感じから少しずつ冷静になってきます。

中には不良に憧れる人もいるのです。また、親を拒絶するようにもなって親から自立しようとしたり「自分とは何か」と疑問を持つようになる特徴があります。

思春期を迎えた女の子

思春期を迎えた女の子は、少し性格がひねくれてしまいます。親と距離を置くようになり、友達との距離を縮め始めているのです。そして体の作りが変化し、女性らしくなります。特に乳房の発達はわかりやすいので他の人と比べられますよね。

他には、「おしゃれな子」だと思われたかったり、美を意識するようになります。その差がストレスになることもあるのです。

また、父親を異性として意識し始めるので避けたり、嫌ったりする行動や言葉を発することがあります。今まで一緒にお風呂に入ったり、遊んだりしていた娘の性格が変化したり、距離を置かれるのはさみしいですよね。

男の子も女の子も身体も性格も少しずつ変化していますね。そんな子どもたちに対して大人はどのように接すれば良いのでしょうか。

思春期の子供に対する接し方

思春期は、大人にとっては「子供が反抗している」と考えると思います。中には性格が変化したと考える人もいるかもしれません。しかし、この時期はの子供は自分で考えて決めようとして悩んでいるのです。

なので思春期の性格の変化については、子供の自我を育む時期だと考えるようにしましょう。

子供がやっていることに親が口を出してしまうと、反抗したり無視するようになるので、何も言わずに見守ってあげることが大切です。

もし間違っていることがあって何かを注意したり、意見するときは、手短に「それは違う」と伝えましょう。

また、子供に「ありのままでいい」と伝えることで安心します。そして子供が問題を解決するための手がかりを与えることも大切なのです。子供は、心の変化の他に体の変化にも戸惑っていると思います。

そんな時、親ができることは子供の変化に気づいてに寄り添ってサポートしてあげることです。子供と一緒になって思春期を乗り越えていけるといいですね。

まとめ

思春期の性格の変化について調べました。性格が変化するのは、自立したいという気持ちと身体がついていかなくてモヤモヤしているからだということがわかりました。大人になるための準備の期間なので自分で何でも決めたいと思うでしょう。

でも親はそんな子供のことが心配なのでつい口を出してしまうのです。それに対して子供はイライラしたり、無視してしまったりするのかもしれません。思春期の子と向き合うのはは難しいですよね。

しかし、子供にとって親は頼れる存在なので自分から話してくれたり、助けを求めてくれるまで待つことも大切だと思います。

思春期の性格の変化は親も戸惑ってしまいますが、優しく見守ってあげたいですね。


スポンサードリンク



あわせて読みたい関連記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ