履歴書の資格と趣味欄!面接に繋がる書き方とは?

いよいよ就活の年を迎える
大学3年生の娘。手元の
履歴書と睨めっこ中で、

資格欄と趣味欄のところで
悶々としている様子です。

資格と趣味って、どう
書けばいいの?」娘が眉間に
しわを寄せて聞いてきました。

聞けば、資格持ちの娘は数ある
資格のうち、

どれを資格欄に書けば良い
分からないのだそう。

TOIECに宅建に、自動車免許、
秘書検索3級に茶道初級、等々、

「確かに全部資格欄にかいてもねぇ。
記載できるレベルもありそうだし。」
と娘の疑問も納得でした。

「私の趣味と言えばトライアスロン。
これ、就活でどうアピールしたら
いいのかなぁ。。」

と、趣味欄の方も困り気味の
様です。

そこで早速、履歴書の資格欄と
趣味欄の書き方について

調べてみました。


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免許・資格欄

採用者側は、履歴書から主に
以下の点を判断しているそうです。

  1. 募集した仕事をこなせるか
  2. 就業意欲があるか
  3. 仕事仲間とうまく付き合えるか

このことから考えると、自分が
取得した資格やそれに向けての
勉強などは、

上記の1、2項目を判断する上
で大きな目安となります。

書き方

書き方にも、いくつか
注意点があります。

  • 取得した年月日の順番で書く
  • 資格の正式名称を書き、
    略称は使わない
  • 応募した先の仕事に関係の
    ある資格
    を書く

書くべき資格

娘が悩んでいたのが、持っている
資格のうち、どれを資格欄に
記載すべきか
という事。

答えは、先述の「応募先の
仕事に関係ある資格」です。
自分が採用担当者だとして、

「この資格持ってたらこの
仕事を頼めそう。」という
スタンスで見るのも一案です。

応募先の仕事に直接関係の
ない資格を書いても、

採用者側は「色々持ってるけど、
うちの業界で働きたいの?」と、

応募者の人となりが
掴みにくいからです。

例えば建築や住宅関連の業界なら、
電気主任技術者、宅建、土木施工
管理技術士などの資格が有用です。

それらの業界に応募するのに
「茶道初級」と書かれても、

採用者側は「?それで・・?
となってしまいます。

メジャーな資格はどのレベルから書く?

認知度が高い資格として
自動車免許やTOEICに英検、
漢検、秘書検定などあります。

どのレベルだったら履歴書に
書いてもいいのか悩みどころ。
代表的なものを見てみましょう。

  • 自動車普通免許

    営業先回りで運転が出来るか
    採用者側も知りたいですから、
    書いた方がよい様です。

  • 英検・TOEIC
  • 履歴書に書けるレベルはおよそ
    この様な水準になっています。

    英検:2級以上
       (2級は高卒程度)

    TOEIC:600点以上
       (英語を使わない職場)

       :750~800点以上
       (英語を使う職場)

    また、TOEICのスコアは2年以内
    のものを書くのが一般的です。

    これに及ばない場合は、記載すると
    「この程度なの?」と見られて
    逆効果に。

  • 秘書検定
  • 3級、2級、準1級、1級が
    ありますが、履歴書で一目
    置かれるの
    は準1級からの様です。

趣味・特技欄

ギャンブルなどイメージの
悪い趣味でない限り、

採用担当者は趣味欄の
記載内容から、合否を
判断することはありません

ここでは、

  • どんな人柄なのか
  • 価値観や考え方
  • 対話力

を見ているようです。

「マラソン」だったら「粘り強い」、
「CADでの工作」だったら「PCに
強く手先が器用で独創性がある」、

という具合に応募者の人となり
想像できます。

例えばアーチェリーはユニークな
趣味として、面接官が会話の
きっかけで質問をしたくなるもの。

この競技のどんなところが魅力的
なのか(価値観)や、

はじめた動機や、どんな趣味なのか
分かり易く伝えられるか(対話力)を、
面接官は見ているわけです。

書き方

採用者側が、見やすくて、人柄を
把握しやすい書き方がある様です。

  • 箇条書き
  • 何個もの趣味を、長文で書き連ねても
    伝わりにくいもの。書きたい趣味を
    2、3点に絞り、箇条書きにします。

  • 具体的に
  • 趣味のジャンル、取り組む頻度、
    目標としている事などを具体的に
    記載します。例えば、

    水泳:週4日3KMの自主練
       週2日チーム練習
      (練習メニュー作成担当)

       目標は全国マスターズ大会出場

    体力、忍耐力、チーム内での協調性
    向上心、こんな人柄が具体的な記載
    によってイメージできます。
       

  • 理由
  • その趣味に取り組む理由
    記載できればしてみます。

    書くスペースがなければ、面接で
    聞かれた際に答えられるよう
    準備します。例えば、

    手話の勉強:
    1日20分の自宅勉強
    週1日の手話サークル活動

    アルバイト先のカフェで聴覚
    障害の方に手話で接客したら
    とても喜ばれたから

    人と接することが好きで、相手の
    ニーズを汲む
    ことができ、向上心
    がある人と採用者側は想像できます。      

記載を避けた方が無難な趣味

競馬、競輪、パチンコ等のギャンブル
に関するものは、金銭にルーズで、対人
トラブルを抱えやすい人ととられます。

また、アニメやゲームなどは、
応募先がそれらの業界ではないなら、

あまりよい印象を与えないので
記載しない方が無難な様です。

まとめ

履歴書の資格欄と趣味欄について
説明を受けた後、娘は霧が晴れた
様に履歴書に取り掛かりました。

娘によると、

  • 資格欄:
    自動車免許、TOEIC830点、
    宅建
  • 趣味欄:
    トライアスロン(横浜大会3位)
    茶道初級

と書いたとのこと。
持っている資格のうち、
秘書検定3級は記載せず

応募先は不動産業界なので、茶道
は趣味欄
に記載した様です。

気になったのが趣味の理由
聞いてみると、

「トライアスロンは、きつい練習で
自己ベスト更新できた時の達成感と、
練習の長期計画の組立てが面白い事。

茶道は、所作や道具の奥深さを探究
する事
とおもてなしまでの準備や
本番の緊張感が好きだから、

って感じで書いたよ。」

なるほどねぇ。趣味欄は本人の人柄や
価値観が率直に出るので、うそは
書けない
なぁと思いました。

娘の計画性、忍耐強さ、体力気力
を買ってくれる企業に、どうか
娘が出会えますように。


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