大学受験の勉強法!高1から効率よく進める数学と英語!
高校受験が無事に終わった息子も、来月からいよいよ高校生。自分が中3の時に、入学したかった高校の教室で、高校受験の試験を終えた時の事を思い出しました。
県内でも進学校だったその高校の先生が、開放感に浸って騒がしい私達中学生に向かって、
「たかが高校受験が終わったからって騒ぐんじゃない!この先大学受験もあるんだから、浮かれてどうするの!」
と一喝されたのを懐かしく思い出しました。たかがってねぇ。。
おそらく息子もこの先大学受験を受けるのでしょうが、この先どんな準備をどんな風に進めるのがいいのか。
そこで、高1の時から出来る効率の良い大学受験の勉強法を気になって調べる事にしました。
目次
間口を広く基礎を大事に
大学受験と聞くと特別な勉強をしなければいけない気になります。
ですが高1の段階で大事なのは、基礎固め。しかも文系・理系とどちらに転んでも良いように、英語と数学をバランスよく固めておくのが良いそうです。
予習や先取りより復習が肝心
高1の段階で、進学校であれば周りはどんどん先々の勉強を進めているかもしれません。でも焦る必要はないそうです。この段階で大事なのは、日々の授業で取りこぼしが無いようにすること。
授業を集中して聴き、先生の講義でインプットを済ませましょう。高1の段階で、授業中の内職はかなり勿体ない、と言えます。
インプットしたものを、問題を解くなり長文をよみこなしたりと、自分の知識として消化し、アウトプット出来るまでに昇華させる作業が大事です。
ノートを綺麗にまとめる事では、消化できません。非効率です。教科書ワーク的な基本的問題集で、復習のため演習を繰り返します。
授業の内容が分からないと不安になるなら、もちろん予習してもOK。
朝はやる気エンジンがかかりずらいので、新しい知識を取り込むより復習にあてるのが効率的でしょう。予習は次の日の準備をする時に、さっと教科書に目を通しましょう。
英語と数学は大事
文系・理系双方で必要になるのが英語です。
地道な教科なので志望校を絞らない高1の段階からでもコツコツ始めておくべき教科です。短期間に詰め込んだ知識は、悲しいくらい、あっと言う間に脳から消え去ります。
定着した知識として残したいなら、時間が必要なのです。数学も文系だからと言って捨てるには惜しい教科だそう。
文系の人には武器になる教科なので、苦手意識を持たずに、日々の授業の進度に合わせて問題演習をこなすべきだそうです。
私は積分の「∫」が、バイオリンのF字穴にしか見えない程数学が苦手でしたが、「数学はセンス」ではないそうですよ。基礎があれば出来る教科なのだそうです。
数学の勉強法
まずは数学の勉強法について、リサーチしてみました。
参考書や問題集
基本となる教科書の例題や問題は、先ずは外せません。それは固めた上で、自学習の友となる人気の参考書や問題集を調べて見ました。
(出版社:数研出版)
学校の副教材として使われる事もある程、使っている方が多いです。難易度は本のカバーの色で判断できます。
白<黄<青<赤の順に難しく、黄色は数学に対して普通程度の学力、青は少し得意と言うレベル分け。
同上の問題集
(出版社:マセマ 著者: 馬場敬之)
黄色チャートで解説を読んでも解らない、学校の数学の授業が宇宙語に聞こえる数学大の苦手な方向けだそうです。
問題のこなし方
問題の進め方が重要だそう。先ずは基礎編から。
- 解説をみる。音読する。
- もう一度同じ問題を解く。
- 制限時間を設けて、類題は難なく解けるようになるまで繰り返しトライ。
使いこなす公式などが頭に入ったら、応用問題です。
- 自力で解く。
- 解説を見て、自分の解答との違いを自分に解説するような説明の文やメモを、書き出してみる。
- その後直ぐに同じ問題を再トライ。
その日出会ってしまった解らない問題は、間違えた理由や正しい手順を自分に解説するくらい消化し、再トライしてスムーズに解答できるまでに、
その日のうちに消化しないと効率が悪いのだそうです。
英語の勉強法
教科書は徹底的に音読し、全ての文について構文や文型、節や修飾関係を書き込める程に声を出して読み込む事は必須でしょう。
もちろん教科書に出てくる単語やイディオムは、瞬時に出てくるまで音読します。書くより読む、聞く、音読するが、英語学習を効率よく進めるポイントの様です。
参考書や単語帳類は、
- 単語習得
- イディオム習得
- 英文解釈
の3分野について各一冊ずつ相性の良いものを選びます。
英文解釈の参考書
一文ずつの英文解釈が出来れば、長文読解も怖くないでしょう。長文が苦手な方は、文中の単語の区切りが見つけづらく、その点で苦労されるとか。
単語のどの固まりが主語で、述語か等が、瞬時に判別出来れば、英文を読むのが楽になります。
以下の解釈本がお勧めの様です。
(出版社:アルク 著者:山下りょうとく)
入門英文解釈の技術70
(出版社:桐原書店 著者:桑原信淑)
イディオム習得の参考書
イディオム習得は、イマドキはCDで聞き音読で反復してインプットするのが、効率の良い進め方だとか。なのでCD付きがお勧めです。
(出版社:アイシービー 著者:鈴木陽一)
速読英熟語
(出版社:Z会出版 著者:岡田賢三)
語彙力UPの為の単語帳
単語帳も様々ですが、CD付きのものが断然効率的のようです。
イディオムや単語は、通学時間や就寝前、朝食前など10分程度聞いて目で追う、音読するなど、耳、目、口を使い、毎日の日課として組み込むのがよいそうです。
(出版社、著者:アルク )
単調な英単語習得を、イキなBGM付きで軽快に進めてくれる良単語帳だそうです。
(出版社:駿台文庫 著者:霜康司、刀祢雅彦)
一つの単語に一緒によく使われる他の単語をくっ付け、一かたまりのフレーズの中で単語を習得できます。
参考書、問題集選びに困ったら
数ある問題集や参考書のうち、選ぶのに困ったら、高校の先生に相談しましょう。生徒の今の学力を一番良くご存知のはず。学力や弱点にあったモノを推薦してくれるでしょう。
英語が苦手で語彙力不足に悩み、どの単語帳を始めたら良いか分からないA君に、いきなり難関、マーチレベルの単語帳は勧めないはずです。
まとめ
調べた事を雑談程度に息子に話したところ、今は高校受験が終わってお腹いっぱい、と、煙たがられました。
そうだよね。。お疲れ様。
2021年には、今あるセンター試験が大幅に様変わりして、「思考力、判断力、表現力」が試される様になるとか。
自分の持っている知識を駆使して、正答が一つでは無い問題にまで取り組まなければならないそうです。
つまり入試に出るか出ないかだけで、学習範囲を取捨選択するような、せこい勉強では追いつかなそうです。
となれば、なおさら基礎固め、教科書固めが大事になるのかなと思いました。
多感な高校時代、部活や友人関係、遊びも大人になる為の大事な栄養素。謳歌して欲しいと思うと同時に、勉強で吸収出来る知識量は、若くて乾いたスポンジ状態の高校時代に比べ、母みたいに歳をとってからでは、とても追いつかないのだよなぁ、と複雑な気持ちになりました。