トイレトレーニング!パンツデビューの成功例とは?
2歳半になる息子と一緒に子育て支援センターに遊びに行った時の事です。支援センターは、地域の乳幼児が無料で遊べる公民館などの遊び場。
赤ちゃんから3歳ぐらいの乳幼児が、ママと一緒に室内で沢山のおもちゃで自由に遊んだり、ママ同士では子育ての情報交換をしたり、子育て中の私には大切な場所です。
そこで3歳になる娘さんのママ友が、トイレトレーニングについて悩んでいるとこぼしてきました。
来年の幼稚園の入園に向けてトイレトレ中なのですが、それがなかなか上手く行かないようで。
その子は、おしっこ=トイレですることは理解は出来ているのに、トイレに座らせると出ない、あきらめて紙おむつを履かせた途端にジャー、っとする繰り返しなのだそう。
他のママ達も入園に向けて少しずつはじめているようで、トイレトレの話題に興味津々。私もいずれはやらなきゃいけないし、「これでおむつ外れたよ!」の事例は欲しいと思っていたところ。
そこで、先輩ママさんたちや、支援センターの保育士さん達の情報を元に、トイレトレーニングで、こうすればパンツになれた成功例について調べてみることにしました。
目次
トイレトレーニングの下準備が大事
いつからトイレトレを始めるか、大体の目安はこんな具合です。
- ママ・パパなど大人の言うことが理解できる
- 二足歩行ができる
- おむつが濡れる間隔があいてくる(膀胱の発達が十分)
一般的にはこう言われていますが、本人やママ・パパのやる気によるところが大きい様です。
本人の心構えが大切
生まれてからこのかたずっとおむつで排泄をしてきたわけですから、いきなり今日から「トイレでしよう!」と親が意気込んでも空回りします。
トイレですることを、小さいうちから楽しく繰り返し言い聞かせて、トイレに対する拒否反応を起こさせないようにします。
- パンツのメリットの言い聞かせ
- 絵本の読み聞かせ
- 親や兄姉と一緒にトイレへ行く
パンツになれば、お兄さんお姉ちゃん達と一緒のにプールに入れるよ、とか、かっこいい幼稚園生になれるよ、など、パンツになるとどんないいことがあるのかを教えてあげましょう。
トイレトレ用の絵本は沢山あります。大好きな等身大のキャラクターが、トイレでする様子を繰り返し読み聞かせることで、自分もしてみたい!という方向に持って行けます。
絵本では、どうしてトイレでするのかの説明も、分かり易く紹介しています。例えば、お腹の中におしっこをためるバケツがあって、我慢しつづけると溢れてしまうから、
トイレでバケツを空っぽにすると、すっきりするし、おもらししなくて大丈夫などと視覚的に訴えかけます。
一目置いている兄や姉がするところを見ると、僕も!私も!となりやすいようです。兄や姉がいない場合は、親が実際にする場面を見せることも大切な様です。
親のを見せるの?と恥ずかしいなぁ、なんて思っていた私です。でも、トイレは怖くない場所だという感覚を幼児につかんでもらうには、
安心できる親と繰り返しトイレに行くということが重要で、実際のトイレトレもスムーズに行きやすいのだそうです。
トイレの準備
トイレは大人が思う以上に、幼児にはハードルが高い空間の様です。こんな事に気を付けると、あとあと「トイレ=怖い」とならないとか。
- 換気扇を切る
- 自動洗浄機能をOFFに
- いきなりすぎるシール作戦はNG
換気扇の音で怖がる子もいます。普段はつけておいても、子供がトイレに入る時だけはOFFにしておきます。
お水が自動で流れたり、自分のタイミングではない時にいきなりジャーっと流れるのは、予想以上に恐怖の様です。
トイレトレで人気のご褒美シール作戦。上手くできたらトイレに貼った表にシールを貼れる、というものです。
が、唐突にトイレの壁がシールやら好きなキャラクターやらで飾り立てても、かえってびっくりして引いてしまう子も。もちろん喜ぶ子もいますが、その子に合った対応を心掛けたいものです。
おしっこ編
下準備がある程度できたら、いよいよトイレトレ開始。まずはおしっこの成功例から見ていきます。
おしっこのやり方あれこれ
- おまるで
- 常時布パンツで
- 家では何もはかない
- 座らせても出ない場合は?
- 漏らしている最中におまるに座らせる
- おまるに座った状態で手や足を濡らして、おしっこが出やすくしてあげる(お風呂場などで)
おまるは幼児でも自分で座りやすいので、怖がりな子の場合には積極的に使うのが良いようです。
最初はリビングの隅っこで、安心した環境でしてもらい、出来たら次は、トイレの入口付近に置いてトイレのドアは開けっ放しで、入りやすくこわくない状態にしてあげます。
濡れたり漏らすと気持ち悪い感覚をつかんでもらうため、常時布パンツで過ごすのが良いようです。
好きなキャラクターの布パンツは、汚したくないという気持ちが働いて、あっさり外れるということもあるとか。
濡れた感じがわかるトレーニング用おむつは、腿を伝う感じがないので、子供によっては失敗しても頓着しない事もあるそうです。
トレーニング用の防水加工パンツは、乾きにくい、動きにくいということもあり、結局使わなかったママも多いとか。
家では布パンツで外出時は紙おむつはNGのようです。トイレではせずに、紙おむつの時まで
我慢するようになる子もいます。
紙おむつを履いている限りは、「ママおしっこ。」と教えてくれても、既にしてしまっていることも多いようです。
洗濯が面倒なら、何もはかないで家では過ごすのも手です。パンツをおろす手間が無い分、子供が自分でおまるに座ってしてくれる可能性も高くなります。
おまるにしろ、トイレにしろ、座っても出ないと、親はもどかしいものです。
など方法があります。いずれも紙おむつをつけている限りは、タイミングが分からないので難しいかもしれません。
親の心構え
いつ汚されるか分からないトイレトレ。洗濯も掃除も大変ですね。失敗はつきものですから、どんと構えて子供に接したいものです。
洗濯が大変なママは、ひとりでかかえこまずにパパにもお手伝いをお願いしましょう。
「失敗しても叱らない」というのが今のトイレトレの風潮です。が、おしっこはトイレでするもの、ときっぱりと根気よく伝えます。叱るのではなく。
おしっこで汚れた床を掃除しながら、叱ってはダメだからと「いいのよ。」なんて無理して言うと、子供は、「おもらししても叱られないし、いいのか。」ととる子もいます。
うんち編
うんちは、おしっこに比べてハードルが高いようです。こんな風にしたら、してくれた、という例がこちら。
- トイレで力む子の脚をサポート
- 優しく背中を支える
- おまるで紙おむつ付きでする
トイレは足が届かず踏ん張りがきかないため、出ない子もいます。雑誌を積み上げて足を付ける状態にしたり、子供の足を大人の腿の上にあげてあげたりするのが良いようです。
力んだとたんに、便器の中へ落ちてしまう恐怖感があってなかなかできない子も。優しく背中をだっこしたり支えたりすると、できたという例もあります。
どうしても紙おむつでないとうんちが出ない子もいます。あのホールド感が安心するのでしょうか。
普段はパンツですごし、うんちの時は紙おむつを履かせて、おまるに座らせて紙おむつにうんちをさせます。
「おまるに座ってうんちをすることが出来る」と、本人が分かることが大切です。できることが本人分かったら、紙おむつでトイレに座ってしてみましょう。
それもOKなら紙おむつの股部分に穴をあけてうんちをさせます。後処理が楽です。ただし紙おむつに穴をあける場合は、吸収剤がバラバラとでるので、ガムテープで切り口を止めるのを忘れずに。
「トイレトレーニング!パンツデビューの成功例とは?」まとめ
先日、支援センターでトイレトレに悩んでいたママと久しぶりに会ってお話ができました。
やはり布パンツでずっと過ごしていたら、早々におむつを卒業できたようです。
そのママ曰く、
「シール作戦とか、出来たらほめるとか色々あるけど、トイレでしなくちゃいけない理由を絵本での読み聞かせるとか、トイレへの恐怖心を取る下準備がかなり大事なんだな、って思ったわ。初めておまるで出た日は感動で忘れられないよー。」
と嬉しそうにお話してくれました。子育ての先輩である私の姉が、
「トイレトレと自転車の補助輪外しは、親としての達成感と成長の節目を感じるよ。」
と言っていたような。
幼稚園や保育園にお任せする手もありますが、私も息子にあった方法を探しながらトライしたいなと思いました。