サボテンの植え替え時期は春と秋がベスト!

部屋に緑が欲しくて今までにも鉢植えを置いてみたりしたのですが、どうにも植物が元気に育った試しがありません。水やりを忘れたり日照不足だったり、枯れた鉢植えを見るたびに、ささいな植物の手入れすらも私にはできないことにガッカリしていました。

でも、サボテンなら手入れも水やりも気にせずに育つ、と聞いてすぐに飛びついたんです。聞いた通り、サボテンって丈夫ですね。うっかり屋の私でも、案外何とか育ってるので嬉しい限りです。

そうは言っても、いくら多少は放っておいてもいいとはいえ、ずっとこのままでもいいのでしょうか?実は、うちのサボテン、鉢に比べて大きくなってきたかんじがしています。

もうすぐ芽吹きの時期、今は春になる少し前ですが、大きな鉢に植え替えた方がいいのかしら?サボテンの植え替えの時期について調べてみました。


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水がなくても生きられるサボテンの理由

素朴な疑問ですが、サボテンが水分無しでも育つのはどうしてなのか、不思議に感じますよね。まずは、サボテンの生態から簡単に見ていきましょう。

サボテンは、水分がほとんどない砂漠のような環境でも育つ植物です。それに比べて、サボテン以外の植物は水が不足すると枯れてしまうことが多いのに、どうしてサボテンは枯れないのでしょう?

実はサボテンは、他の植物に比べて生きるためにものすごく節水しているからなんです。不思議な植物ですが、光合成のための二酸化炭素を吸収するのは、昼ではなく夜の涼しい時間におこなって昼まで体に蓄えておく力があります。

そのため、光合成に放出する水分がほとんどなく、体に水分を溜め込むことができるように特化しているんです。取り込む水分も、わずかに降る機会のある雨や朝露から得ています。

サボテンは根の成長が早い!

サボテンって、過酷な環境でも生き抜くために色々なことを省エネしているんですね。タフなサボテンとはいえ、元々は広大な砂漠の大地に根ざす植物です。

雨が降った時のチャンスには大地に染み込んだ水分を速やかに吸収できるよう、砂漠の環境で生きていくために根の成長は早くしっかりと張ります。そのために、鉢の中で根がいっぱいになってしまいます。

気になるのは、ずっと限られた鉢のスペースでも生きていけるものなのか?ということです。水分については寛容なサボテンも、ほったらかしにしておくと根が詰まって枯れてしまいます。

サボテンは丈夫だけど、デリケートな植物なんですよ。

サボテンの植え替え時期とは?

サボテンは丈夫だからどんなことをしても平気だろう、と思っていると大違いです。植え替えの時期とタイミングはとても大事なんですよ。

というのも、サボテンは暖かい時期に成長し、その他の時期には成長を止めて休眠状態になります。元々砂漠気候に適した植物なので、雨季と乾季といった季節がはっきりと分かれている場所にマッチした生育をしていくからなんです。

休眠に入る時期のサボテンは、ダメージに弱い状態になっています。例えば、多すぎる水分や湿気と強い日差しはサボテンを弱らせる原因になります。

サボテンを植え替える時期は、サボテンの根がリスクをまともに受けてしまう休眠時期にはおこなわずに、サボテンが元気に成長している頃がベストになるんですよ。

春と秋が植え替えのベストな時期!

日本の気候では、暖かくなる4月~5月と9月頃がサボテンの植え替えに適しています。それに加えて、植え替えする日から数日間は晴れの日が続くような時期におこないます。

というのも、サボテンの植え替えとはその日1日で済む訳ではなく、数日間様子を見ながらおこなうことが重要になります。特に水に対してはデリケートな部分もあるので、植え替えにはコツがあります。

大まかな手順は、

  1. 植え替える日の前から数日掛けて、サボテンには水やりを止めておきます。余分な水分が残っていると、サボテンが植え替えのダメージで腐りやすくなってしまうためです。
  2. 古い根の整理をした後、4~5日間は土に植えずに根を乾燥させておきます。根の切り口から土の中の菌が入り込み、ダメージを与えるリスクをなくすために根はよく乾燥させます。
  3. 植え替えた後は、水やりはしないようにします。1週間ほど直射日光の当たらない場所で放置してから水やりを再開します。

植え替えのタイミングとは?

サボテンを植え替えしなければいけない時の目安とは、サボテンの状態を観察することでわかります。

  • サボテンが大きく育ち、鉢に対してバランスが悪くなっている時
  • サボテンの根が、鉢の底の穴からはみ出している時
  • 鉢の水はけが悪くなってきたと感じる時
  • 1年以上、植え替えをしていない時

以上のポイントが思い当たるようなら、暖かい時期に植え替えをするのがおすすめですよ。

まとめ

サボテンの管理は、水やりをしなくていいから楽ちんというよりも、水が余分にある状態にしてはいけないと考える方が合っているような気がしてきました。

我が家のサボテンは、やっぱり植わっている鉢に比べてバランスが悪くて窮屈そうです。それと、もうとっくに1年以上は買ってきたままの鉢に植えています。

これから春になって、晴れの日が増えてきた時にサボテンの植え替えをしてみたいと思います。


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