ほうれん草のアク抜き!レンジプラスワンで時短♪

息子のサッカーチームの大会で、試合までの待ち時間にするママ達と雑談は楽しいんです。このメンバーとはサッカー以外の話題も楽しくて、みんなが実践している家事のコツとか色々と勉強になったりしています。

先日は、膝に穴の開いてしまったサッカーのアンダータイツの穴を閉じる方法の話題で盛り上がったのですが、ここでもいい方法を聞いて真似してみたこともありました。

どんな話の流れでそうなったのかは覚えていませんが、野菜の下ごしらえの話になった時のことです。時間があってもなくても、ママは忙しいのが相場です。

夕飯の準備が時短になったら助かる~という話題から、「うち、電子レンジで野菜を加熱しちゃうよ。」と言ったママがいました。野菜によっては、アクもあるから茹でないとまずいんじゃないのかな、と疑問に思ったんです。

しかし聞けば、アクの強いほうれん草だってレンジで加熱できちゃうんですって!どんな方法なのか聞いてみましたよ。


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ほうれん草のアクの正体

ほうれん草を生のままで食べた時に感じる「苦味」「えぐみ」がアクになります。このアクの成分とは、体にはあまりよくないことが知られていますが、どんなものなのか詳しく見ていきましょうね。

シュウ酸

ほうれん草にはシュウ酸という物質が含まれています。

シュウ酸を摂取すると、体内のカルシウムと結合して「シュウ酸カルシウム」になる性質を持っています。

体内のカルシウムと結びつくことから、カルシウム不足にもなりやすくなります。また、シュウ酸カルシウムは、尿路結石の原因にもなる物質です。

おしっこをする時に、尿道にある結石が動きとてつもない痛みを引き起こすと言われる尿路結石ですが、実際私の夫が尿路結石になった時のことは忘れられません。

夫は、転げまわるほどの激痛で病院でタンカで運び込まれました。その後、病院でもこれからはほうれん草を食べすぎないように、と注意を受けました。尿路結石になるのは体質もありますが、ほうれん草を毎日1㎏ぐらい食べないと発症の可能性は低いと言われています。

しかし、普段から気をつけておくのに越したことはありませんよね。

硝酸態窒素

野菜を栽培する時に、成長を促すため窒素を含んだ肥料を与えます。過剰に与えられた硝酸態窒素は土壌に残り、野菜にも影響を与えます。

ほうれん草を栽培する過程でも、窒素を含んだ肥料の影響で硝酸態窒素がほうれん草内に残留してしまいます。トマトやナスのように実を食べる野菜よりも、ほうれん草など野菜本来の成長段階の若い葉を食べる種類のものは、硝酸態窒素が多く残留しやすくなります。

この硝酸態窒素は、体内に入ると亜硝酸イオンに変化し血液中のヘモグロビンと結合して、酸素欠乏症を引き起こす原因となってしまいます。

こうやって「アク」のことを知ると、なんだか怖くなってしまいますよね。でも、心配ご無用、この2つのアクは簡単に抜くことができるんですよ。

ほうれん草のアクは水に溶けやすい

ほうれん草のアク「シュウ酸」「硝酸態窒素」は、水に溶けやすい性質で、さらにお湯にはもっと溶けやすいんです。だから、ほうれん草は茹でてから食べるのが一般的で理にかなった食べ方なんですね。

ほうれん草は、アク抜きをするために1分ほど茹でてから冷水にとります。スタンダードなやり方ですが、確実にほうれん草のアク抜きができます。

また、意外に知られていないのですが、茹でなくても水にさらしておくことでもアク抜きはできます。ほうれん草の根元から2㎝ほどをで切って、水を溜めたボールなどに入れ15分ほど水にさらします。

また、茹でる方法でアク抜きができても、ほうれん草に含まれているビタミンCも一緒に水に溶けて失われてしまうんです。熱に弱いビタミンCは、茹でている時にどんどん流出していきます。

ビタミンCの流出を防ぎながら、ほうれん草のアク抜きもしたい、そんな都合のいい方法があるのでしょうか?・・・実はあるんです!電子レンジを使う方法でほうれん草を加熱する方法だと、一挙両得なんですよ。

レンジでほうれん草のアク抜きをする方法

レンジでほうれん草のビタミンCを損なわずに、そして続けてアク抜きもできる方法を紹介します。

ほうれん草は200g(大体5束ぐらい)としておきます。

  1. ほうれん草はよく洗い水気は切らずに、葉先と根本を交互に並べてラップにでピッチりとくるみます。
  2. ほうれん草をレンジテーブルの中央に置き600Wで3分加熱します。ほうれん草の量が2倍になった時は、時間も2倍にしましょう。
  3. 加熱が終わったら、すぐに水を張ったボールほうれん草を入れます。水はすぐにぬるくなってしまうため、水は2回ほど取り換えます。

レンジでの加熱だけでは、完全なアク抜きはできません。というのも、アクは水に溶けるように仕向けなければ抜くことができません。アク抜きをしっかりするためにも、レンジでの加熱の後の水にさらす処理は必須になりますよ。

まとめ

お湯を沸かしたり鍋を使う手間もなく、洗いものも少なくできるレンジを使ったほうれん草のアク抜きの方法は、とっても便利ですよね。

アク抜きのための水にさらす時間の間に、何か違うことができそうですよね。朝夕、は一度に何かを並行して家事を行っていることが多いものです。時短できる作業方法がわかれば、本当に助かります。

この方法で、ほうれん草のお浸しも面倒くさがらずに作ることができそうです。電子レンジって、便利で助かります♪


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