お餅の保存はどうする?カビを生えさせない5つの方法!
結婚して一年目のお正月に、大量のお餅を親戚から頂いた私。親戚中に挨拶をしてまわるたびに、手土産に持たされるお餅がとんでもない量になりました。
せっかく頂いたものを断るのも気が引けて、貰ったのはいいのですが保存方法がわからず、どうしたものかとため息ばかり。このままではカビが心配。
冷凍保存は何となく知っていましたが、何せこの量。我が家の冷凍庫に入りきらず、困り果てて実家の祖母に相談しました。
昔の人の知恵はすごいもの。お餅のカビない保存方法を5つ教えて貰いました。
目次
お餅を冷凍保存
最もお餅を手軽に保存し易いのが冷凍保存。解凍から調理方法も合わせて教えてもらいました。
お餅の冷凍保存方法
小分けにラップし、密閉式のフリーザーバッグに入れます。ラップに包んだりする作業台は、清潔にしてからが肝心。保存期間は、3から4ヶ月を目安に食べ切りましょう。
調理方法
食べる際の手順はこちら。
- 水に冷凍保存のお餅をくぐらせる
- 電子レンジで半解凍する。
- くっつきにくい加工がされたアルミホイルをトースターに敷き、その上に半解凍したお餅のせて焼く。
和からし保存
こちらはお餅が冷凍庫に入りきらない時に便利な保存方法。冷蔵庫で保存しますが、和がらしでカビの繁殖を防ぐそうです。
和がらし保存方法
市販のチューブタイプの練りがらしでもいいのかな?と思うのですが、自分で粉から水で練り上げる方が、固さを調整できて具合が良いとか。1ヶ月を目安に食べ切ります。
- 粉状の和がらしを、ぬるま湯で練る。お味噌より固めが良いそう。
- 清潔なタッパー(熱湯消毒済み)の底にラップを敷き、練った和がらしを敷き詰める。
- その上からラップをかぶせ、その上に巻き寿司で使う巻き簾を敷く。
- お餅を巻き簾の上に並べてフタをし、冷蔵庫に入れる。
調理方法
解凍の手間がないので、そのままお雑煮や焼きもちにしてOK。からしの臭いは、加熱で消えるそうです。
水餅保存
昔ながらの方法です。お餅を水に浸しているので、食べる際はもちもちと弾力のある舌触りが楽しめるそうです。こちらも1ヶ月程度が保存期間目安です。
保存方法
タッパーにお餅を入れ、水をひたひたにします。水からお餅が出ると、カビ始めるので全てかぶる深さに水をいれます。その後、フタをして冷蔵庫で保存します。
水は毎日変えないと、カビる原因に。まめに手入れが出来る人向きと言えます。
調理方法
冷蔵保存なのでそのまま調理して使えます。特に、焼くより煮る方が、みずみずしさやもちもち感味わえておすすめだそう。
カイロ保存方法
カビの繁殖もととなる酸素をカイロに吸収させ、脱酸素剤として使う方法です。冷蔵保存で10日ほど持つそう。
保存方法
- タッパーなどの密閉容器のフタの内側に、2、3度揉んだカイロを貼り付ける。
- タッパーの容器にラップで包んだ餅並べる。
- カイロを貼り付けたフタをして、冷蔵庫で保存する。
カビは、タッパーの中にある酸素を元に繁殖します。ですが、カイロの鉄がカビよりも速く、そして沢山の量を吸いとるので、カビが繁殖しにくくなるのです。
タッパー中は、もともとの酸素量少ないため、カイロの温度が上がる心配は無いのだそう。
乾燥保存
昔の田舎の風景で、軒先に吊りさがった天日干しのお餅は風情があっていいもの。
切り餅を編んで短冊状に編んでいく動画がこちら。
ちょっと難しそうですが、出来るようになったら将来子供と一緒にやってみたい作業かも、と思います。こちらが面倒なら、ざるに並べてベランダに干すのでもOKだそう。
そして、乾燥保存は干す場所や時間帯も重要なポイントです。
保存方法
- 薄切りにお餅をスライスする。吊り下げ用に編む。
- 乾いた冷たい風にお餅を当てて天日干しする。表面が固くなったら、日陰干しにする。
- 夕方以降は、夜露に当たらない用に、容器に入れてフタをせずに冷蔵庫にしまう。または、乾燥した室内に吊り下げておく。
- 翌朝、天候を見て乾燥して天気が良ければ外でお餅を日陰で干す。それを1週間程度繰り返し、乾燥してひび割れるまで干す。
- 乾燥したら、脱酸素剤などを入れた海苔の空き缶などで保存する。半年から一年くらい保存可能。
調理方法
油であげるかき餅は、その都度缶から取り出して作れます。美味しく作るポイントは、十分な乾燥と油の温度だそうです。
- たっぷりの油を大きめの揚げ物用の鍋で熱する。揚げている途中で、お餅がふくらみ、鍋からはみ出すのを防ぐため。180度くらいがGOOD。高すぎると焦げてしまい、低すぎるとふくらまない。
- 揚げている最中は、目を離さずに。揚がる頃合いを逃してしまう為。
- 塩などでで味付けをする。
さいごに
ずぼらな私は、乾燥保存水餅保存は向いてないかな、と思い手軽にできるカイロ保存を試してみました。
冷凍庫に入り切る分だけ冷凍保存し、あとはカイロ付きタッパーへ。ただ揉んで貼り付けるだけで、確かにカビずに1週間は持ちました。
それでも冷蔵庫に入りきらない分は、ご近所さんやママ友に配って消化することに。もちろん、余ったお餅の保存方法に困らないように、カイロ保存の方法も合わせて伝えました。
カビさせずにお餅を保存する方法を色々と祖母から教えて貰って、日本人のお餅との付き合いの奥深さを感じました。