面接でこんな質問が!失敗談を聞かれたときの回答例

就職活動で、とある企業の面接に赴いたとき

「今までの人生の中の、失敗談を
 話してください」

と言われたことがありました。

面接では、自分をアピールすべきと思って
ポジティブなことばかり考えていたので
「うっ」と言葉に詰まってしまいました。

見透かしたように、面接官がニヤリ
やられた。
そうくるか、と思ってしまいました。

その会社に就職できたかどうかは
この際、置いときまして、
企業が面接で、失敗談を聞く意図は?

それこそ「企業秘密」かもしれませんが、
考えられることをいくつか、
ピックアップしてみました。

失敗談なんてこと、突然聞かれると
「うっ」となってしまうものなので、
心積もりしておきたいと思います。


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面接で失敗談を質問する3つの理由

(1)「成功体験ではわからない一面」が知りたい

面接を受ける側としては、
良い面だけを見てほしい、と
思ってしまいます。

しかし、良い面だけのアピールで、
自分の良さを、本当に
わかってもらえるものなのでしょうか。

面接官の手元の書類には、学歴や職歴、
資格、特技など、アピールポイントが
たくさん
書いてあります。

でも、同じような職歴、経歴の人は、
きっと他にも大勢います。

もっと本質を知りたい。
面接官だって、そう思っているはずです。

そこで伝家の宝刀。
失敗談に関する質問です。

失敗談だけでなく、きつかった仕事とか
後悔したこととか、不満を感じたこととか

マイナス面を質問することで、
心の内を話してもらいたい

どうやら、質問の意図は、
そこにありそうです。

(2)「失敗をどう克服したか」が知りたい

失敗は、つらいです。
逃げ出したくなることもあります。

誰にでも失敗はあるでしょう。
恥ずかしいことではありません。

重要なのは、失敗したときに
どうするか(したか)
なのです。

失敗したとき、ほったらかしにしたり
責任をまわりに押し付けて逃げたり
そんな人、採用したくありません

会社の面接官なら、そこに注目するはず。

失敗を克服し、乗り越えた経験が
ある人なら、その経験は、今後の仕事でも
大いに役立つ
と考えるはずです。

重要なのは失敗したことではなく、
失敗した後、どう対応したか、なのです。

(3)「失敗から何を学んだか」が知りたい

失敗して、乗り越えた後のことも重要です。

乗り越えたとしても、また同じ失敗を
繰り返すようでは
ちょっと……。

同じ失敗を繰り返さないよう、
工夫や改善に努めたかどうか

以後の仕事に役立っているかどうか。
そこが一番重要なのかもしれません。

失敗談を聞かれたら、それは、
自分をアピールするチャンス

どう克服し、活かせているか、
きちんと回答できるように
しておきたいものです。

面接で失敗談を聞かれたら?

(1)失敗談の部分は簡潔に

面接の相手が聞きたいのは、
失敗談そのものではありません

失敗した後の話が聞きたい、ということは
今までお話してきたとおりです。

したがって、失敗談の部分は、
できるだけ簡潔にする必要があります。

だらだらと話してはいけません。

【回答例】
「システム開発を担当していたとき
 OSの大幅な機能変更があって
 納期が間に合わなくなってしまった」

「在庫の管理を任されていたが
 一部の商品がメディアで取り上げられ
 在庫切れでお客様に迷惑がかかった」

などなど、状況がわからない相手にも、
短い時間で伝わるよう、説明したい内容を
整理
しておくとよいでしょう。

(2)「どう解決したか」が重要

失敗談の説明の後、
「なんとか解決しました」だけでは
何も伝わりません。

解決のプロセスをしっかり説明できるか
ここが重要です。

まず、失敗の原因について、きちんと
分析・把握していることを説明します。

【回答例】
「情報収集を怠ってしまった」
「在庫管理の重要性を理解していなかった」

その上で、解決に至った経緯
話すといいでしょう。

重要な部分ではありますが、
あまり長くならないように。

言い訳が増えると、マイナスイメージです。

【回答例】
「チームでの情報共有を強化し、
 お客様とコミュニケーションを図りながら
 課題をひとつずつ解決していった」

「お得意様先を一社一社直接訪問して、
 事情を説明し、
 理解を得ることに力を尽くした」

具体的な流れを、簡潔にまとめて
説明することができたら、二重丸です

(3)反省したこと、学んだこと

解決後、再発防止に向けて、
工夫や改善を行ったのであれば、
その点もしっかり説明します。

単に行動内容を説明するだけでなく、
感じたことや、反省したことなど
その当時の心の動きを含めるといいですよ。

【回答例】
「情報共有の大切さを痛感し、
 ツールの導入と同時に、
 積極的に会話を交わすようになった」

「在庫チェックのプロセスを見直し、
 システムを改善して
 情報収集に努めた」

ここまでしっかり、簡潔に説明できたら
三重丸です

「私失敗しないので」では伝わらない

人気のドラマの台詞なら
説得力があってカッコイイですが、
現実の世界ではマイナスです。

過去の失敗談を聞かれて、
「失敗したことはありません」と答えた場合、
相手はどう感じるでしょう?

「すばらしい!パーフェクトだ!」とは
思わないんじゃないでしょうか。

むしろ、失敗を失敗と思うことができない
能力のない人
だ、と見るかもしれません。

あるいは、今まで大きな仕事を
任されていない、経験の浅い人だと
思われてしまう可能性もあります。

失敗を、どのように解決したか
そのことをきちんと説明できること。

それによって、判断力や根気、熱意など
さまざまなことが
相手に伝わるのです。

まとめ

なるほど。
面接官は、こちらを困らせようと思って
意地悪な質問をするわけじゃ、ないんですね。

ちゃんと意味があるんです。

失敗から逃げるような、
そんな無責任な人間じゃない。

「失敗から、いろいろ学んできました」
そう伝えることができれば!

次の面接、うまくいきそうな気がします。

恐れず、前に進みましょう!


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