電子レンジが突然爆発!原因は加熱時間にあった!?

先日、テレビを見ていた時の事です。若い女性が電子レンジで食品を温めていたら、ものすごい音とともに電子レンジが爆発したんです。

テレビの映像では、温めていた食品が燃えていて、煙が立ち上り火災報知器までなる始末。その若い女性は必至に水をかけ火を消して、なんとかおさまりました。

「一体、この子は何を温めたんだろう?」と興味津々で見ていた私。この時はどうやら、食品に問題があったわけではなく、加熱時間に問題があったようなんです。

使わない日がないのではないかというくらい、出番の多い電子レンジ。間違った使い方をすると大惨事になりかねない事がわかりました。そこで、電子レンジが爆発する原因についてまとめてみました。


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電子レンジで爆発がおこる主な原因

調べて見ると、電子レンジが爆発する原因はいくつかあるようです。それぞれ見ていきましょう。

爆発しやすい食材を温めたことが原因

電子レンジを使用することで、爆発しやすい食材があります。一般的にいわれているのは、です。卵は電子レンジは危ないと知っている方も多いのではないでしょうか。

その他に、栗・ソーセージなど殻や皮がついている食材は爆発しやすいといわれています。なぜ、これらの食材が爆発しやすいかというと、水蒸気による圧力が関係しているんです。

電子レンジでの加熱の場合、食材の内部から温められます。食材の水分は温度が高くなり100℃になると水蒸気に変わります。

殻や皮がある食材は、発生した水蒸気を外に出せず、食材内部の圧力が上がっていきます。圧力が殻や皮を破るくらいの力になった時に爆発が起こるというしくみなんだそうです。

発火しやすい食材を温めすぎたことが原因

主に発火しやすいといわれているのが、水分の少ない食材です。サツマイモ・里芋・ごぼうなどの根菜類、アンマンや肉まんなどの中華まん、クロワッサンなど脂分の多いものが発火しやすいようです。

発火する一番の原因は、加熱時間が長すぎるという事です。もともと、水分の少ない食材の場合は特に、加熱しすぎて水分もカラカラになり食材の温度もどんどん上昇していきます。

もうなんとなく、想像できそうですが、温めていた食材は焦げていきますよね。酸素の少ない電子レンジ内では、食材は木炭のように炭になっていきます。

発火温度になれば自然と燃えてしまいます。炭になった食材からは可燃ガスも発生しますので、大変危険な状態になってしまうというのがわかりますね。

発火しやすい容器

食材だけではなく、包装や容器にも注意しなければいけないんです。有名なのはアルミホイルではないでしょうか。オーブントースターでは使えますが、電子レンジは発火の危険があるので使用しないよう説明書にも書かれていますね。

金属製の容器、紙製品、耐熱性じゃない容器などは、最悪な場合、火災の原因にもなりかねません。使える容器かどうかをきちんと確認しましょう。

爆発後の対処法

気をつけていたのに、うっかり爆発させてしまった場合の対処法です。電子レンジの中で食品が燃えている場合、慌てて扉を開けて酸素を入れてしまうと、さらに燃えてしまう可能性があります。扉は開けずプラグを抜くようにしましょう。

爆発の勢いで、扉も開いてしまっているような場合は、消化器または水で消化してください。火の勢いがおさまらず、火災になりそうだと思ったらすぐに消防に連絡しましょう。

まとめ

テレビで紹介されていた女性は、中華まんを食べようと電子レンジを使用。加熱時間を見間違えて設定し、中華まんが加熱されすぎた事が原因の爆発だったようです。中華まんが真っ黒な炭状態で燃えている映像が映っていました。

電子レンジは普段からよく使う道具ですから、使い方には慣れていても、再度確認し安全に使うようにしたいですね。


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