縄跳びが身長が伸びる効果が有る?その真相と期待できる効果とは!
中学生になる次男の身長が思ったように伸びません。高校生の兄はあっという間に180cmに手が届くかというところまで大きくなりましたが。同じ兄弟でも違うものですね。
本人も少々お悩みの様子なので、牛乳を飲ませたり小魚を食べさせたり、成長に良さそうなものは色々取り入れていますが、春から入ったバスケット部では一番小さいようで。
そんなとき、「縄跳びで身長が伸びる」という話を聞きました。縄跳びと身長、にわかにはイメージできませんでしたが本当なのでしょうか。
身長が伸びるメカニズムは?
そもそも身長が伸びるメカニズムは、どんなものでしょうか。骨は刺激を与えられると成長します。身長が伸びる=骨が伸びる、ということですから、骨を伸ばす効果を得るためには刺激が必要ということです。
骨の端には、「骨端線」という軟骨が骨に変化していく境目の部分があります。この辺りで成長する軟骨のことを「骨端軟骨」といいます。骨端軟骨は縦の方向に成長しますので、腕や足、胴などを伸ばすのに重要な組織ということになります。
つまり、骨端軟骨に刺激を与えると、身長が伸びやすくなります。この部分に刺激を与えるためには、『ジャンプ運動』が効果的だとか。
縦方向に跳ぶということは、脳下垂体を縦に振ることができます。これによって成長ホルモンの分泌を促すため骨の形成リズムが良くなりますので、おのずと身長が伸びるということになります。
縄跳びで身長が伸びる?
では、縄跳びはこの理屈にかなっているのでしょうか。
縄跳び運動は、通常身長が伸びると言われているバスケットボールやバレーのように、ジャンプを伴う運動です。このことから同様の効果が期待されます。
15分だけの縄跳びでも効果があると言われています。但し足首などに負担がかかりますので、やりすぎは禁物です。コンクリートやアスファルトなど固い地面は避け、土やグランドなどの上で行った方が良いでしょう。
効果を感じてもっとやりたいと感じたときは、適度な休憩を入れながら跳ぶと良いでしょう。
しかし先に説明した骨端軟骨に与える刺激は、同じ刺激の繰り返しではなく、適度に異なった刺激が必要なのだそうです。バスケットやバレーには、ジャンプだけでなく色々な動きが伴うため、より効果的です。
縄跳びは単純な刺激なので、この点で言うと他のジャンプを伴ったスポーツに比べて効果が少ないかもしれません。バランスよく全身を使うことが大切ですので、縄跳びだけやっていれば良いというわけではなさそうです。
縄跳びの本当の効果とは
身長を伸ばすということに限って言うと、縄跳びよりも効果的な運動はあるようです。しかし縄跳びには、身長を伸ばすこと以外にも、とても優れた効果もあるようです。
- 身体のコーディネーション効果
- 全身の筋トレ
- 痩せる効果
- 俊敏性を高める
- 骨密度の向上
下半身を中心に筋肉・関節・脳などの各組織が連携し、運動機能が底上げされます。
縄跳びは全身の筋肉に刺激を与えます。引き締める効果は絶大です。
ある程度の時間縄跳びをすることで、効果的な有酸素運動となります。しかし肥満体型の人は足に負荷がかかりやすいので、縄跳びはあまりおすすめできません。ある程度体重を絞ってから取り入れると良いでしょう。
つま先に重心を置いて行う縄跳びは、俊敏な動きの基礎を作ります。
骨も筋肉同様、負荷をかけることで強くなっていきます。ジャンプと着地を繰り返す縄跳びは、骨密度を向上させるのにとても効果的な運動と言えます。
さいごに
身長を伸ばす効果を求めて縄跳びのことを調べてみましたが、実は色々な運動の基礎になるトレーニングの要素があるようです。成長期の中学生には、大切な運動のように感じました。
部活でバスケットをやっているので、色々な運動の刺激は受けているはず。ここに縄跳びも取り入れて、バランスの良い身体を作ってほしいです。
その結果、身長もぐんぐん伸びてくれると良いのですが。