空腹と頭痛の関係とは?低血糖が原因ってホント?!

高校生の娘は、中学生の頃から頭痛が起きることがたまにあるんです。

風邪をひいて熱がある時の頭痛とは違う、と娘は言います。大体、頭の痛みが始まる時には、耳の奥が痛いような前触れのようなものを感じるんだそう。

親である私も片頭痛持ちだから、娘に遺伝してしまったのかなと少々申し訳けない気持ちもありますが、できることなら頭痛にならないように対策してあげたいというのが親心ですよね。

そんな娘が、今日も帰宅してから浮かない顔をしているのは、やっぱり頭痛のせい。今日は昼休みに委員会の仕事が入ってしまって昼食を食べ損ねたから、と差し出したお弁当箱は朝のままのずっしりとした重みをもったままでした。

お腹が空いてるんじゃないの?と聞いても、頭が痛くて食欲もないとの返答。気の毒です・・・。

気になって、頭痛について少し調べてみたところ、頭痛と空腹には関係があるということが分かったんです。頭痛と空腹にはどんな関りがあるのか、詳しく調べてみましたよ。


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空腹が頭痛の原因になる?!

自らを頭痛持ちだと認識していたりすると、頭痛の前に原因になるような状況があったかなと、頭痛の理由を思い返す時がありますよね。案外同じような状況があった後に頭痛が起きたりするものなんです。

何が原因で頭痛が起きたのか考えた時、そういえば時間も忘れて勉強に集中していたり、忙しくてつい昼食を抜いてしまった後に頭痛が起きたことはありませんか?

実は、空腹を感じているのを放置していると、頭痛の原因となってしまうことがあるんです。頭が痛くなるのと空腹が関係しているとは、にわかには信じがたい話ですよね。

しかし、空腹が頭痛を引き起こすのにはちゃんと理由があるんです!詳しく見ていきましょうね。

空腹だと血糖値が下がる

食事をすることができなくて空腹の状態が続くと、身体の機能を維持するために必要な糖分が足りていない(低血糖)と察知して、どうにかしようと作動し始めます。

口から入るはずの糖分が得られないことを認識した身体は、低血糖の状況に対応できるモードに切り替わります。身体はその人の意思とは無関係に、生命を維持するためにホルモンなどを自動的に調節しているんです。

そのため、空腹時にはアドレナリンを分泌させることで身体の機能を維持させようと働きかけるんです。アドレナリンとは、生命の危機に瀕した時に体を興奮状態にするホルモンです。

アドレナリンは血管を膨張させる

しかし、アドレナリンは身体を興奮状態にさせることで有名なホルモンですが、分泌する時には血管を膨張させ神経を高ぶらせてしまうんです。そのため、脳内の血管も膨張し付近の神経を圧迫するため、頭痛を引き起こしてしまうんですよ。

だったら、低血糖が原因の頭痛であれば糖分を補給すればいいのでは?と考えがちですが、頭痛の改善につながらないこともあります。

血糖値を急激に上げるのも頭痛の原因に

低血糖状態を何とかしようとして、急にたくさんの量の甘いものを摂取すると、急激に血糖値が上がってしまいます。

急激に上がった血糖値を、身体は何とか火消しにかかります。血糖値を下げる働きのあるインスリンを大量に分泌させて、血中の糖を再び急激に減らしてしまうんです。

低血糖の状態を解決しようと大量の糖分を食べることで、身体の中で反動を引き起こします。インスリンの作用で再び低血糖になると、アドレナリンの作用で頭痛が再度引き起こされることになります。

  • 空腹状態が続くこと
  • 空腹を解消するために一度に大量の糖分を摂取すること

この行為は、低血糖による頭痛を引き起こすだけでなく、体を維持するために働く調節機能のバランスを崩す原因にもなります。空腹と暴飲暴食を繰り返すような極端な食生活はやめましょうね。

まとめ

空腹 → 低血糖 → アドレナリン分泌 → 脳の血管膨張 → 頭痛
というのが空腹が原因で起こる頭痛までの流れになるんですね。

また、空腹が原因で頭痛が起こった場合には、甘いお菓子よりも果物の方がお菓子の白糖よりも、消化吸収が緩やかなのでおすすめです。よく噛むことで血糖値の安定も望めますよ。

娘の場合、集中しすぎた後に頭痛があることも分かりました。中には空腹だったこともあるのかもしれませんね。食べることを後回しにしないで、しっかり栄養補給して健康で過ごしてほしいですね!


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