犬はマンションのベランダで飼える?トラブルの元になるってホント?!
先日、しばらくぶりに会う友人の自宅に遊びに行ってきました。ペット可、だというマンションに引っ越した友人は、マルチーズを飼っているんです。
私も犬は大好きですが、まだ飼うまでの覚悟はありません。この機会に、じゃれつく犬とたくさん遊んできたんです。
そんな中、犬との遊びも楽しくなってきて、ベランダにでも出ようか、と掃き出し窓を開けたんです。
その時、友人に
「ベランダはダメ!」
と、きつめの声で止められてしまいました。
何事かと振り向いて友人を見たのですが、なにやら訳アリの様子。
「ベランダに出さないようにしてるの。」
と言った友人の顔が曇りました。
飼い犬をベランダに出しちゃいけないのはどうしてなの?よっぽど何かあったに違いない。友人に訳を聞いてみましたよ。
ペット可でも細心の注意が必要!
ペットを飼っている人にとって、ペット可としているマンションは、心強い物件ですよね。
ペットを飼ってもいいのだから、他の住人もペットを飼うことで生じる事情は理解してくれるはず。
そう思っている人もいるのですが、もちろんペットを飼っていない人も住んでいます。お互いが、ここになぜ住んでいるのかは事情はわからないものですよね。
ペットを飼っていても、犬は好きでも猫は苦手な人はいます。もしかしたら、動物がそんなに好きじゃない人も入居しているかもしれません。
ペット=自分の飼っている動物、というような自己中心的な考え方をしていると、住民同士でトラブルになる恐れがあるんです。
特にベランダの扱いは、要注意なんですよ。
ベランダは自分だけのものじゃない?!
自分の部屋の外に沿うようにあるベランダ。当然自分の持ち物のように考えてしまいがちですが、実は住民全体の共有スペースです。
その部屋に付属のベランダは、その部屋の持ち主が専用できる使用権があるだけです。基本的には、ベランダはみんなのもの、という規約になっていることが多いんですよ。
なぜ共有部分なのかというと、ベランダが緊急時の避難経路だからなんです。
消防法にも定められていて、もしもの時に逃げ道を確保できるよう、ベランダに私物を置くことを禁じています。
我が物顔で、ベランダに犬小屋やゲージをどっかりと置くのは規約違反になるんですよ。
じゃあ、ベランダで飼わなければいい、ってものでもないんです。ベランダにペットを出すことで、トラブルが発生することもあるんですよ。
ベランダでやってはいけないこと
ベランダは部屋の外にあるのだから、屋外と同じこと・・・ではありません!ベランダにトイレをさせるのは、絶対にダメですよ。
ペットの排せつ物の臭いが付近の部屋に漂うことになります。窓を開けると、隣の部屋のベランダから嫌な臭いがして窓を開けられない、といったトラブルになるんです。
また、階下の部屋のベランダに、尿が漏れ落ちたりする恐れもありますよ。さらに、ベランダでブラッシングをするのもやめましょう。
ペットの抜けた毛は、風に乗って付近の部屋の洗濯物に付着する恐れがあります。
これは、私も経験がありますが、隣の部屋の猫の毛がごっそりと網戸に引っ掛かっていたことがありました。
ペットは嫌いではないですが、いい気持ちはしないですよね。こういう話は、ペットが好きか嫌いかは別問題なんです。
動物の毛のアレルギーを持つ人が隣人かもしれません。自分本位にならずに、隣人にも配慮した暮らしをすることが、トラブル回避にもつながるんですよね。
まとめ
私の友人は、こう言いました。以前、隣の部屋の人から、隣人のベランダが
「犬の毛が吹き溜まりになってる。」
と言われたことがあったんだそう。
以前、友人は犬をベランダに出すことが多かった、とのこと。知らず知らずに、風向きで隣人のベランダに毛が流れていたようなんです。
故意じゃなくても、された方は気分がよくないというのは、ごもっとも、と友人は言います。幸い、そのこと以外で何か言われたことはない、とのこと。
みんなが快適に暮らすために気を付けないと、と友人は身に沁みたようでした。
だから、今日みたいに風の強い日や、毛が抜けやすい時期は、ベランダに出さないと決めているんですって。
ベランダは自分だけのものではないことを意識して暮らすとトラブルも減らせますね♪