古い切手は今でも使える?古切手の使い道とは?
先日実家に帰った時に、納戸を整理していたら、年代物の未使用切手ファイルが出て来ました。
数年前に亡くなった父のコレクションで、大量の切手シートが沢山。記念切手もあり、何だかプレミアがつきそう。
この切手の使い道、さてどうしましょう?と考え込んでしまいました。古い切手は、今でも使えるのでしょうか?
そこで、年代物の未使用切手は今でも使えるのか?また、どんな使い道があるのか、調べてみる事にしました。
郵送料として
郵送料として、現在の切手と同じ様に古い切手を使うことが出来ます。
現在の切手との組み合わせ
郵送料として切手を使う場合、古切手と現在の切手を組み合わせてもOKです。
- 手紙を送る時に使う
- ゆうパックで使う
段階的に引き上げられてきた郵送料。例えば、現在では手紙に貼る82円切手。
昭和51年から消費税が導入される平成元年までは梵鐘(ぼんしょう)が描かれた60円切手で済んでいました。
ですので、最軽量の手紙を出したい時は、
を封筒に貼ればOKです。
因みに郵送料が不足すると、手紙を受け取った側が不足分を支払うことになり、迷惑をかけますが、出す側が多めに支払うのは問題ありません。
先の例でいくと、
だと90円ですので、82円を超過してますが、きちんと手紙は届きます。超過分は返金なしですが。
郵便局でゆうパックを持ち込むときに、送料を現金で払う代わりに、切手で支払うことが出来ます。
切手を全部荷物に貼り付けるスペースが無かったり、例えば10円を50枚貼るのも見た目が気になる場合は、大量の切手(郵送料分)をA4の用紙に貼り付け、「料金別納切手払い」として納めることもできるそうです。
この方法は、郵便局ではOKですが、コンビニでは出来ませんのでご注意を。
交換手数料について
古い切手を現行の切手に交換する事も出来ます。もちろん、未使用のものに限ります。
切手を郵送料として使わないけど、レターパックや葉書なら使う機会が結構ある方は、古切手をそちらに交換する方法もありますよ。交換手数料は、次の通り。
- 切手1枚…5円
- 10円未満の切手…合計額の半額
- 切手20枚の交換手数料100円(5円×20枚分)を現金で支払う。
- 1200円分なので、510円のレターパック2枚と交換し、差額180円を別の切手や葉書と交換する。または、510円のレターパック2枚と交換し、差額180円に330円で追加現金支払いをして、もう一枚レターパックを購入する。
- 自分が出品者側の場合
- 自分が落札者側の場合
- 切手買取業者を利用する
- オークションに切手を出品
例を見てみましょう。
古い60円切手が20枚あって、510円のレターパックに交換したい場合は?
A:
オークションで
ネットオークションで切手を使うことも出来ます。
もともと処分に困っていた切手ならば、「送料無料」で出品し、落札者に送付する際に、古い切手を郵送料として使います。実質、出品者側の送料負担になりますが、送料無料が功を奏して、入札が多くなったケースもあるそう。
商品と送料を落札者側が支払う際に、料金分を切手にして、封筒に入れて出品者側に送付する「切手払い」。こちらは少し注意が必要です。落札者側にとっては、振込手数料の節約になりますが、古い切手で納められても出品者側は困ってしまうことも。事前に確認したいですね。
換金するには?
かなりの年代物ものならプレミアがつきそう、と言う場合は、換金するのも一つの手。
査定に出張で来てくれるなら、金券ショップまで行く交通費や時間と比べれば便利ですね。
オークションサイトへの手数料を差し引くと、自分に入る額は、切手の額面の約8割程度だそうです。
さいごに
私の場合は、父のコレクション切手は、レターパックに交換して有効利用させて貰う事にしました。実家とのちょっとした荷物のやり取りで、レターパックは使う機会が多かったので。
残念ながら、切手は年賀状には交換出来ないのだそう。葉書にくじ引きと言う付加価値があるからですかね。
切手にも色んな使い方があるのだなぁと、勉強になりました。