動物の介護資格は役に立たない?スキルアップには必要?!
先日、姉に会った時に持ち掛けられたのは姪の進路についての相談でした。動物が大好きな姪。
動物に関わる仕事がしたい、と考えるのはあの子の性格からして、自然な流れだったのでしょう。
姪の場合は、家のペットが病気をしたのが一つのきっかけになったようです。
姪は、動物介護士として働きたいと考えている様子なんです。将来の夢のために、できるだけ有利な資格を取りたいのが本音ですよね。
しかし、動物介護士の資格には、賛否両論様々な話もあるのか、迷っている様子です。動物介護士資格は、取得しても役に立たないと、聞いたこともあったそうなんです。
実際のところはどうなんでしょう?動物の介護に関わる資格について、詳しく調べてみましたよ。
動物介護士とは?
近年、動物に対する医療や食生活などの進歩で、高齢化が進んできている、と言われています。
寿命が延びた動物の生涯の中で、人間と同じように、病気やケガをすることも増えてきているんですよ。
動物も歳を取ったり、病気になれば体が不自由になることもあります。今までは自力でできていた食事や排せつ散歩など、日常生活にも介助が必要になることも。
動物1頭ごとに介護方法は違います。
それぞれの動物にあった様々なケア方法を飼い主とコミュニケーションを取りつつサポートしていく仕事なんですよ。
介護士としての就職先とは?
動物介護士の働く場には、こんなところがあるんですよ。
- 動物病院
- 老犬ホーム
- ペットホテル
- ペットサロン
- デイサービス
- 訪問サービス などがあります。
介護が必要な動物たちが、幸せな生活を送れるように務めるのが仕事です。動物の高齢化に伴って、動物関連施設の求人の需要も増えてきています。
ただし、新入社員として4月入社、というというような方法の施設は少ないのが現状です。人員の入れ替わりや、業務の拡大で随時求人をかけることが多い業界です。
ゆくゆくは、独立しペットシッターとして開業する道もある、と言われていますよ。
動物介護士の資格は必要?
実は、動物介護士の資格は、国家資格ではありません。現在は、動物介護士としての資格とは全てが民間資格となるんですよ。
そして、動物介護士になるために必要な資格、という訳でもないのが現状です。つまり、動物介護士の資格がなくても介護士として働くことはできるんです。
しかし、動物介護士として働くためには知識や技術も必要になります。動物への愛情だけでは通用しない命を預かる現場でもあります。
資格がある、ということは、ペットを託す飼い主側の安心にもつながります。動物介護士に必要なスキルを身に付けることは、仕事をする上で最大の強みになりますよ。
必要なスキルは3つ!
動物介護士は、自力で日常生活ができなくなった動物のケアをしなくてはいけません。その知識や技術を学ぶためには、資格を取得することで多くをカバーできます。
動物介護士に必要とされるスキルには、
- 衛生管理
- 病気やケガの処置
- 食生活の管理
シャンプーや爪切り、トイレの介助など清潔な生活を送れるようにします。日常のお世話は、欠かせないものですよね。
薬を処方通りに与え、投薬方法も動物により様々です。病状を正確に把握することも重要です。
健康状態によって、適切な食事を与える必要があります。食事の量や便の状態を把握し、動物の健康をチェックしなければなりません。
動物の介護をするということは、多岐に渡るスキルが必要なんですね。
資格は価値がある!
仮に、動物のお世話ができるとしても、病気への対応や食事の管理の知識は学ぶべきことが多いはずです。
資格が無くてもできる仕事とはいえ、資格を取得するために学習することで必要な知識を得ることができるんですよ。
資格は、知識や技術を得ると同時に飼い主さんとの信頼関係にも影響を及ぼすこともあるんですね。
まとめ
動物介護士の資格が「役に立たない」と、世間から思われているのには、資格がなくても、動物介護士として名乗ることもできるからなんですね。
でも、大切なペットの介護をする上で適切な対応をしていきたい、というプライドは誰しもあるはずです。
資格が民間資格だから役に立たない、という決めつけも良くないですよね。しっかりと知識を身に付け、技術と経験を活かせる仕事をしてほしいな、と思います!