マンションのエレベーター!簡単にできる挨拶が防犯対策になるって本当?
中型マンションに入居して、もう10年になる、私の友人、A子さん。緑が多く、窓から桜並木が眺められ、とても気に入って、購入しました。
でも、一つ不愉快な問題が!それは、エレベーターの乗降時、挨拶をしても、返してくれない人がいること。挨拶は最低限、必要なマナー!だ、と思うのですが。
「失礼します」「お気をつけて」の一言。こんな簡単な挨拶も、できないなんて、「信じられません!」。
とA子さん、怒り心頭です。
目次
エレベーターで交わす挨拶!なぜ面倒なの?
エレベーターの中で、住民と交わす挨拶って、いちいち面倒くさい!と思っている方、意外と、多いのではないでしょうか。
A子さんのように、挨拶ができる人は、いいのですが、それなりの、理由があって“できない人”も、中には、いるのかも知れません。
声をかけてくれるのに、返す言葉が思いつかなくて、困っている人。ちょっぴり人見知り、勇気がなくて言えない人。
A子さんに、そんな話をしたら、「実は私も、挨拶は苦手だったのよ」と、正直に話してくれました。
そして、苦手な場面で、彼女が日頃実践していた対処法、いくつかまとめてみました。
挨拶をしてくれない人(もしくは挨拶が苦手な人)
- 笑顔の人には笑顔で返す。
- 言葉がなくても微笑みと会釈は、返したいものです。「お先に~」「あ、ど~も!」という感じで目礼。
お年寄りの場合
- 「仏頂面」は「恥ずかしい」の裏返し、と思って明るく挨拶
- 「こんにちは」「こんばんは」が無難。ちょっとひねって「今日は暑かったですね」「いつも元気そうですね」さりげなく・・。あんまり突っ込んでも、変に勘ぐられて面白くないことになるので、注意。
A子さん流、挨拶の基本形とは?
- 先に降りるときは「お先に」とか「お先に失礼します」「ありがとうございます」とか丁寧に。
- 後に残ったら「さようなら」「失礼します」と、お見送り。
- 同じ階で降りるとき「お先にどうぞ」「ありがとうございます」「どういたしまして」後からヨッコラショと~!
それより、どんなシーンでも、相手が誰でも、一番、使える言葉があるそうです。それは「どうも」です。
意味がないみたいですが、親しみが持てて、にこやか口調で!どんな返事にも使えそう。
気取らず、普通の言葉でも、気持ちは、相手に伝わるものだと、A子さんは、感じているそうです。
エレベーターの挨拶は防犯予防にもなる!
もう一つ、A子さんから、普段気づかなかった、貴重なお話し。
出入りが多い、マンションのエレベーター、住民ばかりとは、限りません。私服の人だと何者か、判断がつきません。
普段の「挨拶」は、防犯の観点からも、とても大切な声掛けなんだと、いうのです。
エレベーターで、声をかけ合っているマンションは、人の目が、行き届いているように見えて、「犯罪につながらない」ということです。
夜、遅くに帰ることもあるA子さん!
いつも操作盤の前に立って「何階ですか?」「押してあげましょう。」などと言って、声をかけます。
階数を言わず、黙っている場合は、ひょっとしたら、マンションに入り込んだ「不審者かもしれない?」と。
スイッチを、押してあげると同時に「逃げの体制」も、忘れません。「会釈の一つ、挨拶の言葉」が一番有効な「防犯対策」になっていたなんて、とても、勉強になりました!
おわりに
私は、エレベーターの乗降って、けっこう、ミニドラマのような、展開があって日常的に、楽しんでいます。
居合わせた住民の方たちと、別れるまで、「開」と「閉」の担当を、買って出ちゃいます。
エレベーターの中では「嫌」と思わず、住民の方との、簡単な、挨拶と譲り合い、素敵ですよね!