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野球の自責点とはどんなもの?スコアをつける時の注意点!

野球のナイター中継をテレビで家族と
観ていると、投手が連打を浴び
なんと1イニングで5失点

「このピッチャー、弱い?
ガンガン打たれて大量失点じゃない。」

と、好き勝手に上から目線で言う
野球を知らない小5の娘。

随分偉そうねぇ、なんて思っていたら
野球中継のナレーターが、こんな実況中継
をするのです。

「レフトフライで何とかスリーアウト
この回で5失点の苦しいマウンド
でしたが、自責点は0点に抑えました。」

はて? 失点沢山したのに、ジセキテンは
0点?何でしょう、この自責点とやらは?

気になったので、野球の自責点とその
スコアの判断基準について

調べて見る事にしました。


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自責点とは?

投手の強さを測る数字として、
投手の防御率があります。

防御率は、投手の責任で相手に
得点された点(=自責点)を
もとに計算されます。

例えば10点を相手に取られる
2つのケースを見てみます。

投手はよいピッチング
しているのに、野手がエラー
三昧で10失点する場合と、

野手の守りは固いのに、
投手が四球ばかり
10失点する場合とでは、

同じ10失点でも
投手の価値が違います。

当然、自責点が低い投手が
強いことになります。

防御率にも大きく影響するこの
自責点は、スコアラーにとって
分かりづらい様です。

どの得点が自責点とすべき得点か
判断が少し難しいからです。

自責点対象と分かり易いケース

自責点は、3アウトの機会前の
投手ミスによる失点
のこと。

3アウトの機会は、実際のアウト
の数と、エラーでアウトに
できなかった数
のことです。

例えば投手がニ奪三振でツーアウト、
その後レフトフライでスリーアウト
のつもりが、取り損ねてエラー。

この場合、実際のアウト2つと、
エラーでアウトにできなかった機会
が1つで、3アウトの機会があった

ということになります。

自責点の大前提をおさえたところで、
始めに自責点だと分かり易い
場合について見てみましょう。

エラー無しなら3アウト出来た場合

では、実際のゲーム例を見ていきます。

(例)
2アウトから次の打者がセカンドゴロ。

セカンドがエラーしたため、その間に
打者は一塁へ出塁。

この時点でセカンドのエラーが
無ければ、3アウトの状態です。

つまり3回アウトの機会があった
という事。

よってここまで0点だった場合は、
自責点は0点。

この後に本塁打10本打たれても、
それらは非自責点となり、投手の
自責点は0点となります。

ボークや暴投で進塁又は出塁した走者が得点した場合

(例)
ノーアウトから投手がワンバウンド
(暴投)で打者Aが一塁へ出塁。

次の打者Bが、本塁打でAが生還
した場合。

打者Aの出塁と打者Bの本塁打は、
投手の責任なので、自責点の対象
となり、自責点2点とカウントします。

自責点か非自責点と判断に注意するケース

自責点と非自責点とするか、注意すべき
ケースを見てみます。

投手の責任によらず出塁した走者が得点した場合

具体的には、エラー、捕逸
(捕手の取り損ね)、打撃妨害、
妨害行為による出塁を指します。

エラーは野手の、
捕逸は捕手のミスです。

打撃妨害は、打撃に立つバッターが
捕手のミット等に触れるなど、
捕手のミスになる事が多い様です。

走塁妨害は、走塁する走者の
進路を邪魔する行為で、
野手のミスになります。

つまりこれら4つのミスは、
投手の責任ではありません

よって、これらのミスで出塁した
走者が生還しても、投手の自責点は
カウントされません。

(例)
ノーアウトから捕逸で一塁へ出塁。

この走者Aが、次の打者Bによる
本塁打で生還した場合。

走者Aの得点は、捕手の責任です。
よって自責点の対象外

打者Bの得点は、投手の責任です。
よって自責点となります。

投手の責任によらず進塁した走者が得点した場合

同じくエラー、捕逸、打撃妨害、
妨害行為の4つの守備側のミスで
進塁した場合は、注意が必要です。

(例)
ノーアウトから打者Aが四球
一塁へ出塁

次の打者が内野ゴロで、
セカンドエラー。

その間、走者A(=打者A)は
二塁へ進塁

一塁出塁は投手責任、
二塁への進塁は野手責任
というケースです。

野手・捕手ミスの原因で進塁した
走者が生還した場合、

次の打者の打撃によって、
自責点がカウントされるか
が決まります。

  • 次の打者が、本塁打を打った時
  • 二塁にいる走者Aは、投手責任で
    出塁
    しました。よって本塁打で生還
    すれば自責点の対象となります。

  • 次の打者が、三塁打を打った時
  • 自責点をカウントする際、野手・
    捕手ミスによる進塁はないもの
    としてみます。

    つまり、走者Aは二塁にいますが
    二塁への進塁は野手ミスによるもの。

    よって走者Aは一塁からスタート
    としてみます。

    一塁から三塁打で3つ塁を進んで、
    生還。よって自責点の対象となります。

  • 次の打者が、単打を打った時
  • 走者Aは二塁にいます。先述のように、
    自責点をカウントする場合、

    野手ミスで進塁した走者Aは、一塁
    スタートとして見ます。

    一塁からの単打では二塁で
    ストップ
    です。

    得点は入らず、投手の自責点はカウント
    されません。

  • 次の打者が、二塁打を打った時
  • 二塁にいる走者Aは、二塁打だと二つ
    塁を進めて得点できます。
    (下の図の黄色矢印)

    ですが、野手・捕手ミスの進塁は
    自責点では考慮しませんから、
    走者Aは一塁にいると見ます。

    一塁スタートで二塁打だと三塁止まり
    で生還出来ません。
    (下の図の黄緑色矢印)

    よってゲーム上では失点1ですが、
    自責点で見れば走者Aは、三塁
    止まりで、自責点は0点になります。

まとめ

何となく自責点のイメージが掴めた
ところで、プロ野球中継を何度か
観ると、

今まであまり気にしなかった出塁者
が、ピッチャーのミスなのか、野手の
ミスなのか気になる様になりました。

今度、町内会の子供草野球大会
あって、娘のクラスメイトも出場
するのだとか。

観に行こうかなぁ、と娘と旦那さんに
呟いたところ、旦那さんに一言釘を
さされました。

草野球で自責点を瞬時に判断
出来たら、相当凄いよ。」
との事。

プロ野球の様に整然とした分かり
易いプレーとはかけ離れた、カオス
的プレーが入り乱れる草野球。

野手ミスか、投手ミスかの判断が
つきにくいのだそうです。

日曜日の草野球後に、ファミレス
ビール呑んでるおじ様達って、

実はすごく頭がいいのねぇ、と
感心してしまった次第です。


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