義務教育なのに留年!デメリットは?

最近、
「脱ゆとりに転換する」という
ニュースをよく聞きます。

小・中学校での義務教育内容
「ゆとり教育」だった2002~2010年
失敗だったから止めるという見解だそう。

うちの子供たちが、まさに「ゆとり世代」

円周率3.14が当たり前だったのに、
3で計算するのが「ゆとり世代」。

幸か不幸か、我が家は転勤族で
子供たちの転校先で学習進度が速い学校があり、
仕方なくに行かせていました。

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中学なら高校受験もあることだし、塾通いは
当たり前になりつつあるのかなと思います。

だけど小学校から塾、義務教育期間中に塾
というのは抵抗がありました。

けれど、転校した学校の学習進度で、
全く勉強がわからなかったら子供がかわいそうだ。

そのため、我が家は小学校から
塾に行かせたのです。

2012年に元大阪市長の橋下徹氏が、
義務教育期間中の留年を提唱したことがあります。

橋下氏が小中学生の留年検討にいたったきっかけは、
教育評論家の尾木直樹氏が学力の底上げ策として、
小中学校での留年を提案したことです。

今でもビックリした記憶があります。

「脱ゆとり」も決定したようですし、
今回はそのことで考えてみたいと思います。


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義務教育とは

義務教育の定義は、
親が子供に「教育を受けさせる義務」であって、
子供たちは無償で9年間教育を受ける権利がある。

そういうことだと思います。

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しかし、橋下氏や尾木氏が提唱するように
ある程度のレベルに達しないと留年させる

そんなこと言ってたら、
ずっと留年し続ける子供が出てくると思います。

だって、の私でも、小学校算数の
図形問題とか解けませんからね!

解けていたら子供を塾通いなんかさせていません。

留年のデメリット

海外では、フランスやアメリカでは
小学校でも留年制度があるそうです。

しかし、それもきちんとしたサポート
海外にはあるからです。

ですが、日本では、小中学校の留年だと
大病以外では黄色い目で見られます。

日本では留年=「勉強できない」
そういう図式がどうしても強いと思います。

子供は残酷ですから、
集団で「バーカ」なんてすぐに言って、
それがいじめに繋がっていくと思います。

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そのいじめが悪質化して、
いじめに遭った子は不登校、最悪では自殺する。
それも考えられないことではないと思うのです。

そして、それは子供たちの問題で終わらず、
親同士の付き合いにも及んでくると思います。

親子でいじめに遭う
哀しいかな、そういうことも
今の日本にはあるのが現状だと思うのです。

また他にもデメリットはあります

  1. 自分だけどうして進級できないのかと
    コンプレックスを抱くようになる
  2. 苦手意識を持っている教科だから
    余計にやる気を削いでしまう
  3. 将来、実社会に出た際に
    就職面接で留年したことがわかり、
    色々訊かれる可能性がある

ざっとこれだけ考えただけども、
デメリットが多いように思いませんか?

特化した教育

以前、映画監督の北野武氏が、
外科医でも縫合が下手くそな奴がいるから、
 そんな奴にさせないで、和裁の先生にさせればいい」

と笑って発言していたことがあります。

北野武氏は、子供にも得手不得手があるから
その分野で得意なことを受けられる教育」を
提唱していたのです。

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大学では文系・理系がありますよね。

うちの子供たちは、数学が苦手でしたので
今は文系の大学に進んでいます。

数学がない世界が楽しくて仕方ないらしいです。

それこそ小中学でも生活に必要な計算だけ
できれば、あとは嫌な算数・数学などしないで
得意科目を選択できればいいのではないか。

留年よりそっちのほうが楽しそうだし、
不得意教科に子供たちも悩まないで済む。

そして得意分野で手腕を発揮する
子供たちが出てくるのではないか。

私はそう考えてしまうのです。

まとめ

教育問題というのは、とても難しいですよね。
論じるのは、提議するのは簡単ですが。

どちらにしても、日本においての義務教育期間中の
留年はデメリットが多い気がします

いじめや偏見が強ければ、
まず学校に通えなくなる可能性が高すぎます。

これは日本の人々の意識に根付いている
感覚もあると思います。

それを覆すのはなかなか簡単ではない気がします。

この意識をひっくり返してくれるような
改革を行ってくれる人が出てきたらいいなと思います。


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