神社でのお賽銭のマナー!投げ入れるのはNGってホント?
今年は、娘が高校受験。
親である私が、過剰に心配してみても
仕方ない、とはわかってます。
でも、努力している娘の姿を見ていると、
何とかサポートしてあげたいですよね。
最近、根を詰めている娘に、
「息抜きに、今週末に合格祈願に行こうよ。」
と、誘ってみました。
いつも初詣に行っている、お寺さんとは違って
受験の神様で有名な神社に行くつもりです。
「お賽銭は、自分のお小遣いから出す!」
と、乗り気な娘のためにも、神社でのマナーを
確認しておきたい!
あいまいに覚えていた神社の参拝のマナーの
あれこれを、この機会にスッキリさせます♪
基本的な作法
神社でのお参りでの、基本的なマナーを
おさらいしてみましょう。
鳥居から参道を歩く
神社に参拝するのは、まずは鳥居をくぐる
ところから始まりますね。
鳥居とは、人間の世界と神の世界の境目、
鳥居の先は神の領域、と言われていますよ。
鳥居の前に来たら、左右どちらか端に寄り、
一礼します。
鳥居をくぐり、参道の左右どちらか端を
歩いて神殿に向かいます。
参道の中央は、神様の通る場所になります。
手水舎(ちょうずや・てみずや)での作法
手水舎での作法の順番を見ていきましょうね。
- 手水舎に着いたら、一礼します。
- 右手でひしゃくを持ち、左手に水を掛けた後、
左手に持ち替えて、右手に水を掛けます。 - 再び右手に持ち替え、左の掌に水を溜めて
口をすすぎます。水を口から吐き出す時には、掌で口元を
隠しましょうね。 - 左手に水を掛けて清め、ひしゃくの柄を洗って
元の場所に伏せて戻し、一礼します。この時、ひしゃくに口を付けたり、水を
飲んだりするのは、マナー違反ですよ。
神殿での参拝の作法
神殿前に来たら、いよいよ神様にお参りです。
お参りの手順を見ていきましょう。
- 神殿の前に来たら一礼し、お賽銭を納めて
鈴を鳴らします。 - 深くお辞儀を2回(二礼)、右手が少し下に
なるよう胸の前で拍手を2回(二拍手)します。 - 二拍手の後に願い事をし、最後に深く1回
お辞儀(一礼)をします。
神社でのお参りは、「二礼・二拍手・一礼」
このように覚えておくといいですね。
しかし、鈴を鳴らす前のお賽銭。
これがまた、実に興味深いんです!
お賽銭って、お賽銭箱には投げてはいけない、
って知ってましたか?!
お賽銭とは神様へのお礼
お賽銭と共に込めるのは、こんな気持ちです。
「どうか、今の私の願いを叶えて下さい!」
実は、お賽銭は、これから祈願するものへの
贈り物ではなくて、前回の願い事へのお礼
なんです。
願いが無事に成就いたしました、という
感謝の気持ちの表れが、お賽銭なんですね。
だから、お賽銭を投げ入れるなんて、
マナー違反もいいところなんですね。
神様へ献上するものなので、賽銭箱には
そっと入れるようにしましょうね。
お賽銭で縁起を担ぐ!
お賽銭の金額にも、語呂合わせで縁起を
担ぐ場合がありますよね。
5円玉が有名ですが、「ご縁」ですね。
- 2枚で、「重ね重ねご縁がありますように」
- 3枚で、「十分ご縁がありますように」
- 4枚で、「よいご縁がありますように」
- 5枚で、「二重にご縁がありますように」
など、5円玉には語呂合わせが豊富に
ありますよ。
また逆に、縁起の良くない5円玉の活用には
こんなものが。
- 65円で、「ろく(六)なご縁がない」
- 75円で、「な(七)んのご縁もない」
- 85円で、「や(八)っぱりご縁がない」
縁起を担ぐなら、避けたい5円玉の組み合わせも
あるので、注意したいですよね。
また、お札をお賽銭箱に入れたい場合には、
白い封筒に入れましょう。
名前と住所を封筒に記し、新札を入れます。
さすがに、お札を封筒ごと投げ入れるなんて
できませんよね。
お賽銭は、やっぱり優しくお賽銭箱に
そっと入れましょうね。
まとめ
今まで、神社の参拝の作法が、自分の中で
よく整理できておらずに混乱していました。
このきっかけで、正しい参拝のマナーが
わかって、スッキリしました。
何も知らないで、神社の参道の真ん中を
歩いていた過去を思うと、恥ずかしさで
いっぱいです・・・。
娘との合格祈願には、今まで無事に頑張って
こられたことを感謝して、参拝してこようと
思います♪