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狛犬の玉の意味とは?先人の思いに馳せてみよう!

「ママ、この狛犬の口
何か入ってるよ。石の?」

帰省した際に立ち寄った
近所の神社の狛犬を見て、
小学生の息子が聞いてきました。

「そうよ、片方の狛犬にはが、
もう片方には子供の狛犬
置いてあるのよ。」

と私が答えると、

「子供の狛犬を置くのは分かるよ。
多分、子孫繁栄とかそんな意味でしょ?
でも、こっちは何で玉?

みんなが、ひもじい思いを
しないように、っていうことで、
お団子お供えしてるの?」

と息子。
いやいや、
お団子は飛躍しすぎでしょ。。

そういえば、確かになんで「玉」
なのでしょう?

そこで、狛犬に置かれている
「玉」の意味について

調べることにしました。


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玉の意味とは?

玉を知るには、まずは「狛犬」
を知らなければいけません。

玉を置いた「玉取りの狛犬」
子犬を置いた「子取りの狛犬」
一対になって神社におかれています。

狛犬といえば、口を開けた「阿形」と、
口を閉じた「吽形」です。

「阿形」が「玉」を持ち、
「吽形」が「子犬」を置く
ことが多いようです。

ですが、全国各地に、実は
様々なバージョンがあるようです。

神様をお守りする霊獣として
昔から敬われてきた、
空想の上の生き物です。

「玉」は狛犬の足元だったり、
口の中だったり、大きさもかなり
バリエーションがあるようです。

「物事がうまく運ぶように」の願いを込めて

「玉」が何を意味するのか?
諸説あるようです。

まずは、「物事がうまく転じるように」
という意味。

「将来が明るいように」という願いは、
古今変わらないものです。

「妄言をしてはならない」戒めの玉

気になるのが、
口に入った「玉」の意味。

足元に、鞠のような玉を
置く狛犬もあれば、

口の中に野球ボール大の玉を
入れて置くものもあります。

なぜ、口の中に玉が?

これには、思わずなるほどと、
うなってしまう説があります。

阿形は、口を開いています。

これは、「世の人々に対し、
正しい言葉を発しなければ
ならない。」という表れ。

「人を傷つけたり、
惑わしたりする
ようなことは、
言ってはいけない」という、

戒めのための「玉」が、
口の中にあるのです。

ちなみに吽形は、口を閉じていますね。

「自分の発言を反芻し、発言の責任を
しっかりと重く受け止める
」様子を
表しているようです。

「玉」一つに、そこまでの意味が
込められているとは。

先人の思慮深さ
ありありと感じられます。

「擬宝珠」としての「玉」

玉は、「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」だと
考えらる説もあります。

「擬宝珠」とは、丸くて先のとがった
玉ねぎのような形をしたもの。

橋の欄干や神社仏閣などでも
見ることができます。

擬宝珠とは、「宝珠(ほうしゅ)」
を模した
もの。

「宝珠」とは、仏様が持つ
願いをかなえる「珠」のことです。

慈悲深い仏様は「私たちの
どんな願いも叶えましょう」と、
「宝珠」をお持ちでした。

かぐや姫も大納言におねだりした、
あの「珠」です。

人間は「宝珠」をもつことが
できないので、「宝珠」を模した
「擬宝珠」を作ったのです。

そんなありがたい珠を
霊獣である狛犬に、
先人たちが託したのもうなずけます。

また「擬宝珠」はネギの花
似ているので「葱台(そうだい)」
ともよばれます。

ネギの花は、魔除けの意味も
あると言われており、神様をお守り
する霊獣にはぴったりですね。

まとめ

「口に入ってた玉って、お団子じゃ
なかった
んだね。」

と、狛犬の玉の諸説を聞き、
先人の様々な思いを知った息子。

「そうよ、嘘ついたり、悪口言って
傷つけるような事言ったら、絶対
ダメなんだから。」

私が「戒めの玉」説を引き合いに
出して返しました。

「うん、僕も「阿形」の狛犬みたいに、
自分の発言気をつけなくちゃ。

ということで、「戒めの玉」、僕にも
ちょうだい!」

「何よ、戒めの玉って?」

飴ちゃんだよー!
それ舐めてる間は失言出来ないから。」

と息子。

まだまだ昔の人の思慮深さには、
足元にも及びませんでした。


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