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天使ミカエルとルシファーの関係は?人類創世記に影響を与えた!?

とある韓流歌手の、追っかけをしている後輩が、イヤフォンを片手に楽しそうに昼休みに、話しかけてきました。

「この歌、天使のミカエルが出てこなくて堕天使のルシファーだけが出てくるとこがかっこいいんですよね~。」

一緒に聴いてみると、ルシファーという響きが一種の誘惑のように聴こえて、なんだか、胸がざわつく感じがします。

「それにしても、ミカエルとルシファーって何者なんですかね?実は、よく分かんないんですよね。」

と後輩は、続けるのです。

確かに、私もあまり気にした事がなかったので、この際、歌のカッコよさにつられて調べてみることにしました。


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天使ミカエルと 堕天使ルシファーとは

一般的によく使う「天使」、という言葉は、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教における、「神の使者」とされています。

「天上位階論」での天使の階級

天使には実は、階級があるんです。

色んな説がありますが、現在有力なのは、5~6世紀頃に活躍した、神学者の偽ディオニュシオスによる「天上位階論」による9階級です。

中でも、ミカエルが属する「大天使」は本来、地位の高い階級だったのですが、神学が研究されていく過程で、段々階級が下がり、現在では、下から2番目の階級です。

ですが、人間に最も近い存在として、神と人間との橋渡しができる事もあり、天使の中でも実は、絶大な力を持っています。

中でも、ミカエルは大天使のリーダーで、神に最も近い存在として、崇められています。

一方、ルシファーは、元は「熾天使(してんし)」という、天使の中で、最も高い階級にいた天使、と言われています。

神に最も愛され、全天使のリーダーであった、とも言われています。ですが、現在伝えられているルシファーの地位は堕天使(だてんし)、もはや天使ではなく悪魔の地位に、身を賭してしまいました。

ミカエルとルシファーの戦い

ミカエルの様々な活躍は、耳にしますよね。有名なのは、モンサンミッシェル聖堂創建のお告げや、百年戦争勝利への導き、でしょうか。

一方で、何故、熾天使だったルシファーが堕天使にまで、陥ってしまったのか、気になるところです。

諸説あるのですが、一説ではルシファーは、神が人間に慈愛の目を向けた事に嫉妬し、仲間の天使たち3分の1を引きつれて、神に反旗をひるがえします。

神は、空白となったルシファーの地位にミカエルを就任させたものだから、もう大変!逆上した、ルシファーとミカエルの一騎打ちが始まりました。

結果は、ミカエルの勝利に終わり、敗れたルシファーは、仲間と共に堕天、挙句の果てに、人間をも堕落させる悪魔へと、変貌してしまったのです。

因みに、ミカエルとルシファーが双子の兄弟であった、という説がありますが、天使の階級についても、聖書にすら記述がありません。よって、2人の双子説は、近年言い伝えられたものと考えられています。

ジョン・ミルトン『失楽園』

こうした言い伝えは、イギリスの詩人ジョン・ミルトンが、17世紀に口述筆記で書いた叙事詩『失楽園』に描かれています。

ミカエルとの戦いに敗れた、ルシファーは、神への反逆を試み、幸せに暮らしていた人間に、蛇の姿になって近づきます。

そして、人間が神から食べてはいけない、と言われていた、禁断の知恵の果実上手くそそのかし食べさせてしまいます

神との約束を破った人間は、楽園から追放され、それまで快適に暮らせていた地上には、一気に気候の変化が訪れ、弱肉強食が始まります。そう、今の地球の始まりです。

この時、約束を破った人間が、アダムとイブだったのですが、彼らにまだ救いの道がある事を諭したのは、ミカエルでした。

おわりに

調べた事を後輩に教えたら、

「ヤバい!ますます誘惑に負けそうです!」

ですって。

歌詞の内容が、ルシファーの誘惑にぴったり合っているようです。

ミカエルとルシファーの話が、アダムとイブの話にまで発展しているとは、知らなかったので、正直言って、衝撃的でした。

『失楽園』、大作で読むのが大変そうですが、時間を作って、読んでみたくなりました。タイトル違いに、気を付けないと・・・。


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