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ハードボイルドの意味ってなに?英語のhardboiledとはもはや別物?

「どう、このトレンチコート
ハードボイルドっぽくない?」

こんなふう、私に話しかけてきたのは
知人のA彦君です。

彼は、どうやら、最近ハードボイルド
と、いうものにはまっているようです。

似合わないと言うのに、煙草をふかして
みたり、強くもないのにバーボンを
ロックで飲もうとしてみたり(止めました)。

今日もとても、微笑ましいくらいに
アレな人ですが、ちょっと様子が
違うような気がして、訊いてみました。

どうかしたのか、と。

「うん、実は、職場にいるイギリス人
女の子に、笑われちゃって」

彼が言うには、その人はハードボイルド
誤解している彼が、おかしくてならない
様子、だそうです。

ただ、A彦君にはなんのことだか
さっぱりで、なにが誤解なのか
知っているか?と、訊き返されました。

このままだとちょっと可哀想なので
一緒に調べ物をしてみることに。

今回は、ハードボイルドの意味を追え!
語源は実はこんなところにあった!

という感じでご紹介したいと思います。


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hardboiled=固ゆで玉子?

これは、本当に元来の意味ですね。

英語のhardboiled(固ゆで玉子)です。

これは、アメリカの人が好きな15分も20分も
かけてゆであげた、本当にカチコチ
固いゆで玉子の意味です。

そう、最初の出発点はそこで、そこから
あちこちを転々としていくうちに
意味が変わっていったとされています。

英語でかき混ぜること、殴ることをbeat
表記するのですが、カチコチのゆで卵は
そうすることができない

そのことから転じて、こちらが
殴ったり悪さをしたりできないような男を
ハードボイルドと呼ぶようになったのです。

そこからさらに転じ、感傷などに流されない
冷酷非情強靭な妥協しないなど、人間の
性格を表すような言葉になっていきました。

非情、だとかいう表現は、第一次世界大戦
中頃辺りから、優勢になっていった
と、されています。

戦争中に生まれた意味

上で第一次世界大戦中頃に、ちょっと野蛮
意味が加わってきた、と書きました。

これは、特に新兵訓練の厳しい下士官や
鬼軍曹の、ノリの効いたコチコチの
例えられ、次のような意味が生まれました。

タフ無情非情非感傷的……などです。

この頃から、アメリカでは新しい意味で
ハードボイルド野郎、なる言葉
使われていたのでは?と、されています。

これだけ聞くと、とても穏やかではない
ですし、なんというか、当時の鬼軍曹たちは
どれだけだったのだ?と思ってしまいます。

ですが、これはルートの1本にすぎず
別ルートで、アメリカに入った意味に
元々があったのではないかと思われます。

アメリカではなくイギリス英語が俗語化?

イギリス英語でhardboiledは次のような意味を
持っているとされています。

刑務所内の規律違反を正す、調教が厳しく
確固不動で仮借のない様」後は、「精神的に
タフな」という意味を持ち、俗語化した。

細かいところが抜けて、厳しいとかタフ
とかが、アメリカの刑務所で使われ始め
イギリスルートで危ない意味が入ってきた。

そして、大戦(おおいくさ)を終えた後
取り残された言葉の意味が、探偵小説や
映画で使われていくようになった感じです。

さいごに

どうやら、A彦君の考えていた
ハードボイルドは、実際の意味からは
ほど遠いものだったようです。

A彦君は妙に納得していました。

それでか、と。

それであの人は、自分を笑っていたのか?
これじゃあ、勘違いコスプレイヤーと
そんなに変わらないじゃないか。

そんなことを言って、大笑いしていました。

私も同意です、が、なんというか彼らしい
勘違いで、面白いです。

しかし、調べてみて不思議だったのが
イギリスルートですね。

刑務所内の規律、というくらいですから
刑務所内で使われていた言葉
だったのでしょう。

それが、どうやってアメリカの刑務所に
届いたのやら、が深まりました。

ですが、謎の依頼人であったA彦君は
もう、納得しているようですので
良しとしましょう。

あなたもハードボイルドを目指していますか?
それとも単に意味を知りたくなりましたか?

英語は色々と意味があって面白い言語
ですので、調べてみると、それこそ
今回のように、様々な発見があります。

興味を持った単語があれば、とことん
意味を掘り下げて、それから使った方が
無難かもしれません。


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